スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
side荒木仁
俺は荷物を纏めて病室を出て、ナースステーションにお世話になったことをお礼して1階に行き、退院の手続きをする。
急な入院だったのでそれなりに費用はかかるのは仕方ないと納得し、後日請求される明細書を見て小さく溜め息を吐いた。
手続きを済ませて病院を出ようとすると、出口で高坂さんと祐一さんがいて、俺は2人に近付く。
「退院の手続きを終えた。入院の手配をしてくれて、ありがとう」
「しっかり井上監督に謝って、後は働いて返せばいいよ」
「勿論。お詫びの菓子折りはこれから?」
「昨日、祐一と見つけた店で良いのがあったから今日受け取りで予約している。行くぞ」
「ああ」
3人で祐一さんが運転する車に乗り、俺は助手席に座って、井上監督達には本当に迷惑をかけてしまったなと自己反省する。
予約している菓子折りを受け取りに行き、約30分過ぎて練習施設に到着し、高坂さんと2人で受付を済ませて、先ずは井上監督が使っている監督室に入ると、井上監督はぱぁっと表情を明るくなった。
「まぁ!!大きな怪我が無くて、本当に良かったわ」
「素晴らしい演技を見せて頂いたのに、俺の不注意で井上監督や選手の皆さんにご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」
俺は深く頭を下げる。
「頭を上げて」
井上監督がそう声をかけてくれて、俺は静かに上げる。
「この前も言ったけど、貴方達が私達のシンクロを取り上げたいって言った時、雑誌の話題性を欲しがっていたと思っていたのよ」
井上監督は俺達の顔をじぃっと見つめる。
「でもね、撮影する時は選手のセンシティブな部分を配慮してくれたアングルで撮影してくれたり、取材も荒木君が質問の内容を男性目線じゃなくてきちんとシンクロについて聞いてくれて嬉しいの」
「荒木は誰よりもスポーツに対して敬意を払っているので、自慢の編集者です」
井上監督の話に高坂さんがそう答えると、何だかむず痒い。
「あの子達もだけど、私もこの1年間の取材が凄く楽しくて…、だからこそ最後までやり遂げてほしいから、自分の体を大切にして頂戴」
「はい」
「折角だから退院祝いに、あの子達の演技を観ていって。次の撮影の時は荒木君は客席から観るのよ!!良いわね!」
「は、はい…」
井上監督の圧倒さに押されそうになるが、俺達の撮影や取材の姿勢を見ていてくれたのは嬉しい。
井上監督につられて部屋を出て、俺達は井上監督の後ろに続いて歩いていたら、高坂さんに背中をポンっとされた。
「取材、最後までお前らしく続けような」
「ああ。ここまで来たんだから、最後まで書ききる」
俺は改めて意識を集中させて練習を見学させてもらい、練習施設を出て、祐一さんの車で四つ葉に向かい、ビルの中に入ると階段で3階に上がって高坂さん達と廊下で別れ、俺はスポーツ部が使っているドアの前に立ち、一呼吸する。
このドアを開ければ俺が“守りたい”と思うメンバーがいて…、よし、ドアをノックしてドアを開いて中に入った。
俺は荷物を纏めて病室を出て、ナースステーションにお世話になったことをお礼して1階に行き、退院の手続きをする。
急な入院だったのでそれなりに費用はかかるのは仕方ないと納得し、後日請求される明細書を見て小さく溜め息を吐いた。
手続きを済ませて病院を出ようとすると、出口で高坂さんと祐一さんがいて、俺は2人に近付く。
「退院の手続きを終えた。入院の手配をしてくれて、ありがとう」
「しっかり井上監督に謝って、後は働いて返せばいいよ」
「勿論。お詫びの菓子折りはこれから?」
「昨日、祐一と見つけた店で良いのがあったから今日受け取りで予約している。行くぞ」
「ああ」
3人で祐一さんが運転する車に乗り、俺は助手席に座って、井上監督達には本当に迷惑をかけてしまったなと自己反省する。
予約している菓子折りを受け取りに行き、約30分過ぎて練習施設に到着し、高坂さんと2人で受付を済ませて、先ずは井上監督が使っている監督室に入ると、井上監督はぱぁっと表情を明るくなった。
「まぁ!!大きな怪我が無くて、本当に良かったわ」
「素晴らしい演技を見せて頂いたのに、俺の不注意で井上監督や選手の皆さんにご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」
俺は深く頭を下げる。
「頭を上げて」
井上監督がそう声をかけてくれて、俺は静かに上げる。
「この前も言ったけど、貴方達が私達のシンクロを取り上げたいって言った時、雑誌の話題性を欲しがっていたと思っていたのよ」
井上監督は俺達の顔をじぃっと見つめる。
「でもね、撮影する時は選手のセンシティブな部分を配慮してくれたアングルで撮影してくれたり、取材も荒木君が質問の内容を男性目線じゃなくてきちんとシンクロについて聞いてくれて嬉しいの」
「荒木は誰よりもスポーツに対して敬意を払っているので、自慢の編集者です」
井上監督の話に高坂さんがそう答えると、何だかむず痒い。
「あの子達もだけど、私もこの1年間の取材が凄く楽しくて…、だからこそ最後までやり遂げてほしいから、自分の体を大切にして頂戴」
「はい」
「折角だから退院祝いに、あの子達の演技を観ていって。次の撮影の時は荒木君は客席から観るのよ!!良いわね!」
「は、はい…」
井上監督の圧倒さに押されそうになるが、俺達の撮影や取材の姿勢を見ていてくれたのは嬉しい。
井上監督につられて部屋を出て、俺達は井上監督の後ろに続いて歩いていたら、高坂さんに背中をポンっとされた。
「取材、最後までお前らしく続けような」
「ああ。ここまで来たんだから、最後まで書ききる」
俺は改めて意識を集中させて練習を見学させてもらい、練習施設を出て、祐一さんの車で四つ葉に向かい、ビルの中に入ると階段で3階に上がって高坂さん達と廊下で別れ、俺はスポーツ部が使っているドアの前に立ち、一呼吸する。
このドアを開ければ俺が“守りたい”と思うメンバーがいて…、よし、ドアをノックしてドアを開いて中に入った。