スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
side荒木仁
真琴と一緒に線路沿いの道路で座っていると車のクラクションが鳴り、顔をそこに向けたら車のライトが消え、ドアが開き、祐一さんが降りて俺達の所に来た。
俺は真琴の肩を持って一緒に立ち、背中に手を添える。
「亮二と決着をしたいから、真琴の側にいて欲しい」
「任せて。宝条さん、こっち」
「は…い…」
真琴は小さく返事をして、祐一さんの方に行くと俺の方に振り返った。
「約束…、待ってます」
「ああ」
俺はそう返事をし、バックを祐一さんに預けて藍山駅に行き、タクシーを捕まえて行きつけのBarに向かった。
タクシーがBarの近くに停車し、精算して降りると、鉄の扉の近くに姫川が煙草を吸っている。
俺は歩いて鉄の扉の前でピタッと立ち止まり、姫川に亮二を消してくると宣言し、そして鉄の扉を開いて中に入ると、三斗がシェイカーを振る手を止めて店の奥に視線を動かすと、俺は鉄の扉を閉めてずかずかと歩き、店の奥に座る亮二の目の前に立つと、亮二は顔を見上げた。
「よぉ」
「泣かせたら許さないって言ったけど」
「容赦なくお前から奪うって言ったけど」
またああ言えばこう言うパターンになりそうで、俺は溜め息を吐く。
こうなったらー…
「真琴の唇、返してもらう」
「やって見ー…」
“ろ”と言う言葉と同時に左手で亮二の黒シャツの胸倉を掴み、席から立たせる。
「兄ちゃん!」
俺の背後から三斗の声が聞こえるが、俺は無視する。
「前に“殴り損になる”って言ってたな」
「ああ、そうだな。だから殴らない…」
「で?」
「だから、“こう”する」
「へぇ、なー」
俺は亮二の言葉を封じるよう、自分の唇を亮二の唇に重ねた。
周りからはざわついた声や甲高い悲鳴が聞こえたので煩いと思いつつも、唇を重ね続ける。
真琴を泣かせたのと、真琴の唇を奪ったのが許せなくて、奪い返すのはどうしたらと思い、普通に殴っても損するから、亮二を“消す”にはこの方法がベストだと思った。
俺は亮二の唇を堪能するとぷはっと離し、胸倉を掴んでいた左手も離す。
「真琴に返してくる」
「あぁ?終わってねぇけど」
亮二が左手で俺を叩こうとすると、同じ手は喰らいたくはないから、右手で亮二の左手を掴んで、俺は亮二の右耳に顔を寄せる。
「亮二ってさ…」
「何?」
「キス、下手くそだな」
「はぁ?」
俺の言葉に亮二はかぁっと顔を赤らめ、俺はフッと笑い、右手を離して体を鉄の扉の方に向けて歩き出す。
「クク…ハハッ、面白れぇ…ハハッ」
俺の背後から亮二の笑い声が聞こえ、俺は鉄の扉の前で立ち止まり、三斗の方に顔を向けた。
「騒がせて悪い」
「これくらいで怒んないよ」
「また飲みにくる」
「待ってるね」
俺は鉄の扉を開けて外に出て、姫川に亮二を消した事を告げ、駅前に戻って黒パンツにしまっているスマホを取り出して祐一さんにかけると、3コールで繋がった。
「終わったから、そっちに行く」
『今は✕✕駅の時間制の駐車場にいるよ』
「真琴の様子はどう?」
『何も飲みたくないって、ずっと後部座席で休んでいる』
真琴がどういう風に休んでいるか想像が浮かぶ…、きっと後部座席でドアに寄りかかっているに違いない。
「電車で戻るから、切る」
『分かった』
祐一さんとの通話を終えて、急いで電車に乗り、✕✕駅へと向かっていった。
真琴と一緒に線路沿いの道路で座っていると車のクラクションが鳴り、顔をそこに向けたら車のライトが消え、ドアが開き、祐一さんが降りて俺達の所に来た。
俺は真琴の肩を持って一緒に立ち、背中に手を添える。
「亮二と決着をしたいから、真琴の側にいて欲しい」
「任せて。宝条さん、こっち」
「は…い…」
真琴は小さく返事をして、祐一さんの方に行くと俺の方に振り返った。
「約束…、待ってます」
「ああ」
俺はそう返事をし、バックを祐一さんに預けて藍山駅に行き、タクシーを捕まえて行きつけのBarに向かった。
タクシーがBarの近くに停車し、精算して降りると、鉄の扉の近くに姫川が煙草を吸っている。
俺は歩いて鉄の扉の前でピタッと立ち止まり、姫川に亮二を消してくると宣言し、そして鉄の扉を開いて中に入ると、三斗がシェイカーを振る手を止めて店の奥に視線を動かすと、俺は鉄の扉を閉めてずかずかと歩き、店の奥に座る亮二の目の前に立つと、亮二は顔を見上げた。
「よぉ」
「泣かせたら許さないって言ったけど」
「容赦なくお前から奪うって言ったけど」
またああ言えばこう言うパターンになりそうで、俺は溜め息を吐く。
こうなったらー…
「真琴の唇、返してもらう」
「やって見ー…」
“ろ”と言う言葉と同時に左手で亮二の黒シャツの胸倉を掴み、席から立たせる。
「兄ちゃん!」
俺の背後から三斗の声が聞こえるが、俺は無視する。
「前に“殴り損になる”って言ってたな」
「ああ、そうだな。だから殴らない…」
「で?」
「だから、“こう”する」
「へぇ、なー」
俺は亮二の言葉を封じるよう、自分の唇を亮二の唇に重ねた。
周りからはざわついた声や甲高い悲鳴が聞こえたので煩いと思いつつも、唇を重ね続ける。
真琴を泣かせたのと、真琴の唇を奪ったのが許せなくて、奪い返すのはどうしたらと思い、普通に殴っても損するから、亮二を“消す”にはこの方法がベストだと思った。
俺は亮二の唇を堪能するとぷはっと離し、胸倉を掴んでいた左手も離す。
「真琴に返してくる」
「あぁ?終わってねぇけど」
亮二が左手で俺を叩こうとすると、同じ手は喰らいたくはないから、右手で亮二の左手を掴んで、俺は亮二の右耳に顔を寄せる。
「亮二ってさ…」
「何?」
「キス、下手くそだな」
「はぁ?」
俺の言葉に亮二はかぁっと顔を赤らめ、俺はフッと笑い、右手を離して体を鉄の扉の方に向けて歩き出す。
「クク…ハハッ、面白れぇ…ハハッ」
俺の背後から亮二の笑い声が聞こえ、俺は鉄の扉の前で立ち止まり、三斗の方に顔を向けた。
「騒がせて悪い」
「これくらいで怒んないよ」
「また飲みにくる」
「待ってるね」
俺は鉄の扉を開けて外に出て、姫川に亮二を消した事を告げ、駅前に戻って黒パンツにしまっているスマホを取り出して祐一さんにかけると、3コールで繋がった。
「終わったから、そっちに行く」
『今は✕✕駅の時間制の駐車場にいるよ』
「真琴の様子はどう?」
『何も飲みたくないって、ずっと後部座席で休んでいる』
真琴がどういう風に休んでいるか想像が浮かぶ…、きっと後部座席でドアに寄りかかっているに違いない。
「電車で戻るから、切る」
『分かった』
祐一さんとの通話を終えて、急いで電車に乗り、✕✕駅へと向かっていった。