スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
1階のリビングに行き、ローテーブルにノートやスマホを置いて、喉が少し渇いた感じがしたから冷蔵庫から牛乳パックと食器棚からコップを取り出し、牛乳をコップに注いでごくごくと飲む。

ふぅと息を吐いてコップを洗い、リビングの方に行き、いつもの定位置に座ってノートをぱらっと捲るとスマホが揺れたので指でタップすると、メッセージを受信していたので開くと芹澤からだった。

『忙しいならしょうがない。四つ葉出版社の場所って藍山駅から近い?』

私はスマホを手に取って、キーボードをタップする。

『近いよ。ナビで住所を打ったら大丈夫』
『そっか。羽山先輩アナウンサーと行くから、帰りに四つ葉出版社近くに食べられるお店ってある?』

食べられるお店かぁ…、【もりや】が浮かぶけど、この前仁さんと2人だけでランチをしたから自分だけのお気に入りのお店にしたくて、芹澤には悪いけど違うお店を提案してみようかな?

私はスマホを持って立ってリビングを出て、スマホの検索から田所副編集長と佐藤さんが気に入っているお店を調べて、住所をコピーして芹澤に送った。

『ここ、職場の先輩達が気に入っているお店で、持ち帰り用のお弁当も美味しかったよ!』
『ありがと!これから本番だからもう行く。良かったら観てくれたら嬉しい』
『観れたらね!明日は芹澤がちゃんと対談していたか、後でファッション部の副編集長に聞くね』
『うるせー。宝条より喋りが上手いぞ。またな』
『うん、頑張って』

スマホのメッセージでも芹澤の言い方は会っている時と同じだなぁと思いながらリビングに戻って、定位置に座って、スマホはローテーブルの下の方に置いた。

仁さんはノートを広げていて準備万端な状態だったので、私も意識を変えてテレビに顔を向け、ペンを持つ。

今日のテレビ放送が始まり、今回は高橋先輩が主に書いている水泳の国際大会と、サマーリーグのことが特集されていた。

田所副編集長の6月号の原稿を読んだことがあるし、やっぱ知識を入れて改めて内容を聞くと、ああ、この事を知ってるとかあるから、情報を知っているって理解が更に深まるし、田所副編集長の体調が良くなったら、テレビ放送の事を話してみよう。

今日もノート書きが出来て良かったぁ、ノートのページをぱらっと捲っていたら仁さんは荷物を纏めて立ち上がってリビングを出て行こうとするので、私も慌てて荷物を纏めていると、仁さんは顔だけ私の方に向けた。

「明日、早くシェアハウスを出るから先に寝るし、朝ご飯は自分で作るから」
「分かりました。お休みなさい」
「お休み」

仁さんは先にリビングを出て行き、ぽつんと1人になる。

朝が早いなら仕方ないし、次の朝ご飯は一緒に過ごせたら良いな。

そうだ、せっかくだから芹澤が出ている番組を観ようと思って、リモコンを使って△テレビ局にチャンネルを切り替えて、芹澤が頑張っている姿を見続けた。
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