スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
S駅から歩いていつものBarに行き、姫川と水瀬が来るまでカウンター席に座った。
「何か飲む?」
「この後、姫川の家にお泊まり保育をするから烏龍がいい。つまみは姫川の家で食べるから、テイクアウトぽい物をお願い出来る?」
「出来るけど、お泊まり保育って何?」
「四つ葉にムカつくおっさんがいるんだけどー…」
俺は三斗に事の経緯を話すと、本人は肩を震わせ、笑う。
「あ〜面白い。稔のがっかりした顔が浮かぶよ」
「面白く無いし、壊れた修理代金を払うのが嫌」
「でも兄ちゃんが蹴ったんだから、仕方ないだろ」
「とどめを差したのは水瀬だけど」
「変わんないって」
三斗が呆れながら烏龍を差し出し、つまみを作り始めると鉄の扉が開かれて、姫川と水瀬が入って来て、其々の手にはスーパーのレジ袋が持たれていた。
「酒は俺が買った」
「俺はおやつ系」
「今は三斗につまみを作って貰っている」
「男3人の胃袋を満たすなら肉系にしたから、いっぱい食べてよ」
三斗が手際よくつまみ類をいくつか用意してもらい、気持ち多めの代金を三斗に渡して3人でBarを出た。
S駅から数駅進み、姫川が住むエリアの最寄り駅に着いて、約15分程歩くと4階建てのマンションに辿り着き、姫川の後に続きエレベーターに乗って、エレベーターから降りてすぐのドアの前に姫川が立つ。
「ここ」
姫川はパンツのポケットから鍵を取り出してドアの鍵を解錠してドアを開き、俺達は初めて姫川の家にお邪魔をする。
家の中は俺が過ごすシェアハウスと同じように家具は少なめ、間取りは2Kで、キッチンのシンクにはアルコールの空缶が数本置いてあって、姫川らしいな。
「こっちが寛ぎ用で使う部屋だから、ここで飲むぞ」
「男3人でというか、俺達って初めて泊まるな」
「そうだよね。高坂さんには申し訳ないけど、姫川達と一度こうして過ごしたかったんだよね」
水瀬は嬉しそうに部屋に置かれているローテーブルにレジ袋を置いて、おやつ系の物をどんどん出していくので、俺も三斗に作って貰ったつまみを広げた。
「美味そうだな」
「三斗さんってほんと料理が上手だよね」
「中学になってから自分で弁当を作るって言って、そこから料理の道に進んだ」
三斗は俺の家族の中でも手先が器用だし、料理の道に進んだ時も家族で喜んだもんな。
姫川がどんどんローテーブルの上にアルコールの缶を置き、其々が好きな味の缶を選んで手に取って、プルを開ける。
「どんどん飲むぞ」
「悪酔いしない程度に」
「明日は朝寝坊が出来るね」
3人で缶をぶつけてアルコールを飲むと、全身に冷たいアルコールが行き渡り、久しぶりに美味しく感じる。
「あ〜うめぇ~」
「久しぶりに飲んだけど、うまい」
「仕事の付き合いより断然こっちが美味しいよ」
三斗のつまみやおやつ系を其々が食べながら飲んで、四つ葉の飲み会よりこの雰囲気が良い。
俺はよりリラックスしようと白シャツのボタンを3つ程外し、姫川も水瀬も服のボタンを外して3人でBarの時とは違うリラックスモードになる。
「おっかねぇ恋人とは上手くいってんのかよ」
顔が少し赤くなり始めた姫川が水瀬に聞くと、恋バナ時間が始まり、水瀬は眼鏡を外し、それをローテーブルの上に置く。
「この前さ、恋人がテレビに映っていた俳優をじぃっと観ていたから、俺が少し拗ねたら呆れられた」
「たかが芸能人に嫉妬してんなよ」
「分かってるよ!でもさ、夢中になって観ているのを隣で一緒に見ていると、妬けるよ?」
水瀬の話しを聞いて、真琴と俺の喧嘩というかその時の事を思い出す。
「水瀬でも嫉妬をするんだ」
「するよ。今だから話すけど、恋人と付き合う前なんて、総務課の木村に気があるかと思って、俺は木村に悪態をついたし」
水瀬が缶を飲み干して、ローテーブルに置いた。
「誤解は解けたけど、恋人が他の男に気があると思うと嫉妬はしちゃうものだと思うよ」
おやつ系のデザートをバクッと食べる水瀬を見て、俺だって真琴と芹澤との仲を疑ったし、これって俺だけかと思ったが、水瀬の話しを聞いて安心した。
「せいぜいおっかねぇ恋人に愛想をつかれないようにな」
「分かってるよ!もう、俺だけじゃなくて、そっちの2人はどうなの?」
「俺は暫くは恋愛はいい」
姫川は肉のつまみをバクッと食べ、口を何度も動かしてゴクッと飲んだ。
「あ、仁って姫川のことって…」
「この前、姫川とサシで飲んだ時に聞いたから知っている」
「そっか…、話の振り方を間違えてご免」
水瀬が申し訳なさそうに謝る。
「ちゃんと区切りはつけてるし、あれからもう1年経つが、引きずっている方が気持ち悪ぃだろ」
「俺は一緒に仕事をしていて、偉いと思うけど」
俺はそう言い、缶の中身を飲み干して静かにローテーブルに置いた。
「九条も最初はぎこちなかったが、仕事のしやすさに助けられているから、その辺は異動を許してくれた水瀬に感謝してるぞ」
「姫川がそうなら良いけど…、友達の恋をずっと見守っていた俺としては上手くいって欲しかったなぁ」
水瀬が残念そうにしていて、俺も水瀬が恋人との恋愛に悩んでいた時期を思い出す。
「俺は水瀬が恋人と上手くいった時は嬉しかった」
「仁にも話しを聞いてもらったからね。あのBarで励まされた時、凄く嬉しかった」
水瀬が涙目になっていて、酔いが回って感情が出てきてんだな。
「水瀬は酔いすぎ」
「そう?でも明日は自宅謹慎の日だから、今日はいっぱい飲んで酔っても悪く言われないよ」
「俺の家で寝るのは良いが、酷いことをすんなよ」
姫川がまたアルコールを飲み始め、この後も3人で色々な事を話し続けた。
「何か飲む?」
「この後、姫川の家にお泊まり保育をするから烏龍がいい。つまみは姫川の家で食べるから、テイクアウトぽい物をお願い出来る?」
「出来るけど、お泊まり保育って何?」
「四つ葉にムカつくおっさんがいるんだけどー…」
俺は三斗に事の経緯を話すと、本人は肩を震わせ、笑う。
「あ〜面白い。稔のがっかりした顔が浮かぶよ」
「面白く無いし、壊れた修理代金を払うのが嫌」
「でも兄ちゃんが蹴ったんだから、仕方ないだろ」
「とどめを差したのは水瀬だけど」
「変わんないって」
三斗が呆れながら烏龍を差し出し、つまみを作り始めると鉄の扉が開かれて、姫川と水瀬が入って来て、其々の手にはスーパーのレジ袋が持たれていた。
「酒は俺が買った」
「俺はおやつ系」
「今は三斗につまみを作って貰っている」
「男3人の胃袋を満たすなら肉系にしたから、いっぱい食べてよ」
三斗が手際よくつまみ類をいくつか用意してもらい、気持ち多めの代金を三斗に渡して3人でBarを出た。
S駅から数駅進み、姫川が住むエリアの最寄り駅に着いて、約15分程歩くと4階建てのマンションに辿り着き、姫川の後に続きエレベーターに乗って、エレベーターから降りてすぐのドアの前に姫川が立つ。
「ここ」
姫川はパンツのポケットから鍵を取り出してドアの鍵を解錠してドアを開き、俺達は初めて姫川の家にお邪魔をする。
家の中は俺が過ごすシェアハウスと同じように家具は少なめ、間取りは2Kで、キッチンのシンクにはアルコールの空缶が数本置いてあって、姫川らしいな。
「こっちが寛ぎ用で使う部屋だから、ここで飲むぞ」
「男3人でというか、俺達って初めて泊まるな」
「そうだよね。高坂さんには申し訳ないけど、姫川達と一度こうして過ごしたかったんだよね」
水瀬は嬉しそうに部屋に置かれているローテーブルにレジ袋を置いて、おやつ系の物をどんどん出していくので、俺も三斗に作って貰ったつまみを広げた。
「美味そうだな」
「三斗さんってほんと料理が上手だよね」
「中学になってから自分で弁当を作るって言って、そこから料理の道に進んだ」
三斗は俺の家族の中でも手先が器用だし、料理の道に進んだ時も家族で喜んだもんな。
姫川がどんどんローテーブルの上にアルコールの缶を置き、其々が好きな味の缶を選んで手に取って、プルを開ける。
「どんどん飲むぞ」
「悪酔いしない程度に」
「明日は朝寝坊が出来るね」
3人で缶をぶつけてアルコールを飲むと、全身に冷たいアルコールが行き渡り、久しぶりに美味しく感じる。
「あ〜うめぇ~」
「久しぶりに飲んだけど、うまい」
「仕事の付き合いより断然こっちが美味しいよ」
三斗のつまみやおやつ系を其々が食べながら飲んで、四つ葉の飲み会よりこの雰囲気が良い。
俺はよりリラックスしようと白シャツのボタンを3つ程外し、姫川も水瀬も服のボタンを外して3人でBarの時とは違うリラックスモードになる。
「おっかねぇ恋人とは上手くいってんのかよ」
顔が少し赤くなり始めた姫川が水瀬に聞くと、恋バナ時間が始まり、水瀬は眼鏡を外し、それをローテーブルの上に置く。
「この前さ、恋人がテレビに映っていた俳優をじぃっと観ていたから、俺が少し拗ねたら呆れられた」
「たかが芸能人に嫉妬してんなよ」
「分かってるよ!でもさ、夢中になって観ているのを隣で一緒に見ていると、妬けるよ?」
水瀬の話しを聞いて、真琴と俺の喧嘩というかその時の事を思い出す。
「水瀬でも嫉妬をするんだ」
「するよ。今だから話すけど、恋人と付き合う前なんて、総務課の木村に気があるかと思って、俺は木村に悪態をついたし」
水瀬が缶を飲み干して、ローテーブルに置いた。
「誤解は解けたけど、恋人が他の男に気があると思うと嫉妬はしちゃうものだと思うよ」
おやつ系のデザートをバクッと食べる水瀬を見て、俺だって真琴と芹澤との仲を疑ったし、これって俺だけかと思ったが、水瀬の話しを聞いて安心した。
「せいぜいおっかねぇ恋人に愛想をつかれないようにな」
「分かってるよ!もう、俺だけじゃなくて、そっちの2人はどうなの?」
「俺は暫くは恋愛はいい」
姫川は肉のつまみをバクッと食べ、口を何度も動かしてゴクッと飲んだ。
「あ、仁って姫川のことって…」
「この前、姫川とサシで飲んだ時に聞いたから知っている」
「そっか…、話の振り方を間違えてご免」
水瀬が申し訳なさそうに謝る。
「ちゃんと区切りはつけてるし、あれからもう1年経つが、引きずっている方が気持ち悪ぃだろ」
「俺は一緒に仕事をしていて、偉いと思うけど」
俺はそう言い、缶の中身を飲み干して静かにローテーブルに置いた。
「九条も最初はぎこちなかったが、仕事のしやすさに助けられているから、その辺は異動を許してくれた水瀬に感謝してるぞ」
「姫川がそうなら良いけど…、友達の恋をずっと見守っていた俺としては上手くいって欲しかったなぁ」
水瀬が残念そうにしていて、俺も水瀬が恋人との恋愛に悩んでいた時期を思い出す。
「俺は水瀬が恋人と上手くいった時は嬉しかった」
「仁にも話しを聞いてもらったからね。あのBarで励まされた時、凄く嬉しかった」
水瀬が涙目になっていて、酔いが回って感情が出てきてんだな。
「水瀬は酔いすぎ」
「そう?でも明日は自宅謹慎の日だから、今日はいっぱい飲んで酔っても悪く言われないよ」
「俺の家で寝るのは良いが、酷いことをすんなよ」
姫川がまたアルコールを飲み始め、この後も3人で色々な事を話し続けた。