スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
姫川の部屋で寛ぎながら飲み続けていたら、水瀬は酔いつぶれて床に横になり、俺と姫川はまだ平気で、とりあえず空缶を空になったレジ袋にどんどん突っ込んでいった。
「水瀬はギブアップかよ」
「沢山飲みたかったんだろ」
俺は未開封の新しい缶に手を伸し、プルを開けて一口飲む。
「相変わらず強ぇな」
「こんなの酔った内に入らないけど、前よりかは飲む頻度が変わった」
シェアハウスに真琴が住むようになってから酒なんて飲まなくなったし、行きつけのBarも行く頻度が減った。
「女か」
「…………そう。この後、電話をしたいし、酔ったままで電話をするのはカッコ悪い」
高坂さんが一美に会う時は飲まないようにしているって聞いて、確かにそうだし、飲んだら水を飲んでリセットするようになった。
「成る程ねぇ。女と言えば、あの日、三輪って奴がBarでお前のことを愚痴ってたぞ」
「亮二と話したの?」
姫川が言うあの日というのは、亮二が真琴の唇を奪って、俺が奪い返した日のことで、俺は亮二を“消した”後は真琴の元へ戻っていったから、その後は知らない。
「三輪から荒木の“消した”方法を聞いて、すげぇ笑った」
「殴っても手が痛いだけだから、奪われた唇を奪い返しただけ」
俺は缶に口をつけて半分飲み、口を離してふぅっと息を吐き、久しぶりに多く酒を飲んだな。
「少し外で気分転換したいのと、着替えの下着を買いたいから、コンビニって近くにある?」
「ある。俺は煙草を買いてぇし、行こうぜ」
「水瀬に置き手紙を書かないと、起きたら俺達がいなくてメソメソするかも」
「だな」
姫川はバックから財布とペンとメモを取り出して水瀬に置き手紙を書いて2人で部屋を出ると、外の風が心地よく、今頃真琴はどうしているだろうかと思い浮かべた。
俺はあのシェアハウスの広さには慣れているけれど、1人であの広さを過ごすとなるとどうなんだろう。
コンビニに到着し、俺はリセット用の水と下着を買って先に外に出て、入り口から少し離れて水を飲んでリセットし、姫川が出てくるまで真琴と話そうとスマホを手にして通話ボタンを押して、4コールで繋がった。
『も、もしもし?』
「何かしていた?」
『リビングにある大きなソファで寛いでます』
「そっか、急なお泊まり保育になってご免」
『いいえ。姫川編集長達と楽しんでますか?』
「ああ、楽しんでる」
姫川がコンビニから出てきて俺と目が合うと、姫川が煙草を嗜み始めたので俺は片手ですまないという仕草をして、少しコンビニから距離をとった。
『明日の飲み会に芹澤が来るみたいで、タイミングを見つけて私達の事を話します』
「名前を出さなければ良いし、ただお酒が入っていたら何をされるか分からないから、人が多い場所やお店の中で言う事を検討してみて。危なかったらいつでも連絡をして欲しい」
『はい…、葵にも事前に伝えますね』
「ああ。ちゃんと相談をしてくれて、ありがとう」
『仁さんに不安になって欲しくないですから』
この前の出来事をきっかけに真琴は気を使っているのが分かり、俺だけ真琴ばかりにそうさせては駄目だから、俺も今後取材先での振る舞いに気をつけて、真琴を不安にさせないようにしようと決めた。
「真琴ばかりにそうさせてはいけないから、俺も取材先での振る舞いを気をつける」
『取材先もそうですけど、四つ葉でも気をつけて下さい。本当に仁さんって女性社員に人気なんですからね!』
電話口の真琴は顔は見えなくても、ムスッとしているか拗ねているんだろうと口調で分かる。
「人気でも真琴だけしか見てない」
「う〜、ストレートに言うの…、反則です」
今度は苺のように赤いんだろうなと、口元が緩む。
「ちゃんと戸締まりした?」
「してます」
「ご飯は食べた?」
「食べましたし、も〜、前も言いましたけど、もう大学を卒業して社会人1年目ですよ!」
「好きなんだから心配はする」
「………もう!切ります!お休みなさい!!」
真琴の方からガチャ切りされてしまい、過保護し過ぎたか、いや、好きな人のことだから心配するに決まっているのになと、ガチャ切りにされて少し凹む。
姫川の方へ戻ると、姫川は煙草を灰皿へ投げ入れた。
「何だ?凹む事でもあったのかよ」
「……ちゃんと戸締まりしたかとご飯を食べた?って聞いたら、もう社会人だからってガチャ切りされた」
「くだらねぇ〜」
「こっちは心配だから言っただけ」
俺の話に笑う姫川にムスッとして、俺は顔を横にぷいっと向けた。
コンビニでの買い物を終えて姫川の住むマンションに戻るために歩き出し、腕時計を見れば午後11時を過ぎていて、あと少しでノート書きの時間だけど、今日は姫川達と日付を跨いで過ごすのが良いなと思い、テレビ放送は明日改めて追っかけ再生で視聴をしようと思った。
「水瀬はギブアップかよ」
「沢山飲みたかったんだろ」
俺は未開封の新しい缶に手を伸し、プルを開けて一口飲む。
「相変わらず強ぇな」
「こんなの酔った内に入らないけど、前よりかは飲む頻度が変わった」
シェアハウスに真琴が住むようになってから酒なんて飲まなくなったし、行きつけのBarも行く頻度が減った。
「女か」
「…………そう。この後、電話をしたいし、酔ったままで電話をするのはカッコ悪い」
高坂さんが一美に会う時は飲まないようにしているって聞いて、確かにそうだし、飲んだら水を飲んでリセットするようになった。
「成る程ねぇ。女と言えば、あの日、三輪って奴がBarでお前のことを愚痴ってたぞ」
「亮二と話したの?」
姫川が言うあの日というのは、亮二が真琴の唇を奪って、俺が奪い返した日のことで、俺は亮二を“消した”後は真琴の元へ戻っていったから、その後は知らない。
「三輪から荒木の“消した”方法を聞いて、すげぇ笑った」
「殴っても手が痛いだけだから、奪われた唇を奪い返しただけ」
俺は缶に口をつけて半分飲み、口を離してふぅっと息を吐き、久しぶりに多く酒を飲んだな。
「少し外で気分転換したいのと、着替えの下着を買いたいから、コンビニって近くにある?」
「ある。俺は煙草を買いてぇし、行こうぜ」
「水瀬に置き手紙を書かないと、起きたら俺達がいなくてメソメソするかも」
「だな」
姫川はバックから財布とペンとメモを取り出して水瀬に置き手紙を書いて2人で部屋を出ると、外の風が心地よく、今頃真琴はどうしているだろうかと思い浮かべた。
俺はあのシェアハウスの広さには慣れているけれど、1人であの広さを過ごすとなるとどうなんだろう。
コンビニに到着し、俺はリセット用の水と下着を買って先に外に出て、入り口から少し離れて水を飲んでリセットし、姫川が出てくるまで真琴と話そうとスマホを手にして通話ボタンを押して、4コールで繋がった。
『も、もしもし?』
「何かしていた?」
『リビングにある大きなソファで寛いでます』
「そっか、急なお泊まり保育になってご免」
『いいえ。姫川編集長達と楽しんでますか?』
「ああ、楽しんでる」
姫川がコンビニから出てきて俺と目が合うと、姫川が煙草を嗜み始めたので俺は片手ですまないという仕草をして、少しコンビニから距離をとった。
『明日の飲み会に芹澤が来るみたいで、タイミングを見つけて私達の事を話します』
「名前を出さなければ良いし、ただお酒が入っていたら何をされるか分からないから、人が多い場所やお店の中で言う事を検討してみて。危なかったらいつでも連絡をして欲しい」
『はい…、葵にも事前に伝えますね』
「ああ。ちゃんと相談をしてくれて、ありがとう」
『仁さんに不安になって欲しくないですから』
この前の出来事をきっかけに真琴は気を使っているのが分かり、俺だけ真琴ばかりにそうさせては駄目だから、俺も今後取材先での振る舞いに気をつけて、真琴を不安にさせないようにしようと決めた。
「真琴ばかりにそうさせてはいけないから、俺も取材先での振る舞いを気をつける」
『取材先もそうですけど、四つ葉でも気をつけて下さい。本当に仁さんって女性社員に人気なんですからね!』
電話口の真琴は顔は見えなくても、ムスッとしているか拗ねているんだろうと口調で分かる。
「人気でも真琴だけしか見てない」
「う〜、ストレートに言うの…、反則です」
今度は苺のように赤いんだろうなと、口元が緩む。
「ちゃんと戸締まりした?」
「してます」
「ご飯は食べた?」
「食べましたし、も〜、前も言いましたけど、もう大学を卒業して社会人1年目ですよ!」
「好きなんだから心配はする」
「………もう!切ります!お休みなさい!!」
真琴の方からガチャ切りされてしまい、過保護し過ぎたか、いや、好きな人のことだから心配するに決まっているのになと、ガチャ切りにされて少し凹む。
姫川の方へ戻ると、姫川は煙草を灰皿へ投げ入れた。
「何だ?凹む事でもあったのかよ」
「……ちゃんと戸締まりしたかとご飯を食べた?って聞いたら、もう社会人だからってガチャ切りされた」
「くだらねぇ〜」
「こっちは心配だから言っただけ」
俺の話に笑う姫川にムスッとして、俺は顔を横にぷいっと向けた。
コンビニでの買い物を終えて姫川の住むマンションに戻るために歩き出し、腕時計を見れば午後11時を過ぎていて、あと少しでノート書きの時間だけど、今日は姫川達と日付を跨いで過ごすのが良いなと思い、テレビ放送は明日改めて追っかけ再生で視聴をしようと思った。