スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
◇同窓会と、恋愛って小説よりも苦しくなるんだ
仁さんは姫川編集長達とお泊まり保育をすることになり、今はシェアハウスで1人で夕飯を食べている。

いつもだったらあと数時間で仁さんが帰ってくるから寂しさは無いけれど、今日はお泊まり保育だから明日じゃないと会えないから寂しいな。

静かに食べて静かにご馳走様をして、歯を磨くけど、シェアハウスに1人でいるととても広く感じてしまうし、仁さんって高坂専務がシェアハウスを出た後は1人で暮らしていたけれど、寂しくなかったのかな?

しぃんとしている廊下を歩き、2階の自分の部屋に行って、ノート書きの準備をしているとスマホが揺れたのでタップしたら芹澤からメッセージを受信したので開く。

『大野から連絡が来て明日の同窓会に行くけど、宝条は来るの?』

その文章を見て、ドキッとした。

葵は私以外にも同級生に声をかけてるって言ったけど芹澤も来るんだ…、同級生だし声をかけるのは当たり前だけど、最近の事があったから改めて本人からのメッセージに緊張が走る。

でも付き合っている人がいるってきちんと話して、芹澤との関係性を話したいから、同窓会なら周りもいるし、2人きりにはならないで済むもんね。

『行くよ。私も葵から誘われてたし、卒業して皆に会えていなかったから楽しみ』
『俺も。四つ葉出版社では話せなかったから、会えるのを楽しみなんだ。明日な!』
『うん、明日ね』

シンプルに返信して、ノート書きの荷物とスマホを持って1階のリビングに行き、番組が始まる迄は大きいソファに座ってノートを手に取ってぱらっと捲った。

聞きながらノートに書くのって難しいけれど、いつか取材に行った時はもたもたしてたらいけないし、仁さんの様にスラスラと書けたいな。

あんなにびっしりと書けるなんて凄いし、私なんてミミズ文字みたいだけど仁さんはとても綺麗に書いているし、やっぱ経験の差が出るよなぁ。

スマホが鳴ってタップすると仁さんからで、明日の同窓会の事、芹澤が来ることを伝え、お迎えに来てくれるのは嬉しいけど、戸締まりやご飯を聞いてくるから、仁さんって心配性だと思う。

ノート書きも1人で進め、この後は芹澤が出る△テレビ放送の時間になるけれど、今は見る気分になれなくて、この日は自分の部屋のベットで休むことにした。
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