スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
◆
葵が主催した同窓会から1週間が経ち、今日は7月号の掲載順を確定する為に、午前中から田所副編集長と佐藤さんが白熱している。
「今回ばかりは譲れない!」
「毎回この展開に周りが引いていることに気づけ!」
2人がずーっと言い合っている中で、仁さんと中畑さんは広告のチェックを続け、私と篠田先輩は経理課に出す伝票の控えを整理したり、ノートパソコンを使って表計算ソフトに伝票の金額を入力していく。
「月毎に項目を入力するんだけど、桁数を間違えないようにね」
「はい」
篠田先輩から見本を見せてもらい、スポーツ部で購入した備品代や交通費の金額を間違えないように慎重にキーボードを打つ。
これはパソコンのケーブル代だから備品代で、交通費は秋山先輩と水野先輩、石毛先輩の分っと経理課に出す前にどんどん入力していった。
「あ~、こーなったらじゃんけんだ!じゃんけん!!」
「望む所だし、負けても文句なしだぞ」
田所副編集長と佐藤さんは以前私が提案をした“じゃんけん対決”で決めるそうで、2人してまた謎の気合いを入れるポーズをしていると、先輩達がスマホを手に取って2人を撮影し始めた。
「おい、水野!しっかり撮れよ!!」
「ちゃんと動画で撮っているんで、早く決めて下さい」
「俺は動画で石毛は写真にしますね」
「高橋…、まぁ今回も田所には負けないよ」
私はちらっと秋山先輩を見ると、秋山先輩も交互でスマホで動画モードで撮影したり、一眼カメラで写真を撮るなど忙しなくしていて、仁さんは小さく「はぁ…」と溜め息を吐いていた。
「宝条さんは“じゃんけん対決”の言い出しっぺだから、この対決の進行をして」
「えぇぇ」
突然仁さんが私に振ってきたので、少し不満を言いつつも、田所副編集長と佐藤さんの元に行き、私はコホンと咳払いをする。
「恨みっこ無しで勝った方が7月号の1番目の記事になります!!良いですね?」
「おう!こっちはサマーリーグだ」
「Bは高橋の水泳だぞ」
先輩達のスマホのレンズが田所副編集長達に向けられ、いざ…。
「最初はグー!!じゃんけん!!」
仁さん以外の声が会議室に響き、そして田所副編集長が“チョキ”、佐藤さんが“パー”が出た瞬間、会議室に歓声が沸き、田所副編集長が水野先輩とハイタッチをして喜び、佐藤さんは高橋先輩と石毛先輩に肩を叩かれて慰められている。
すると私達が使っている会議室のドアがバッと開かれて、姫川編集長が入ってきた。
「お前ら、うるせぇぞ!!隣でおちおち仕事も出来ねぇだろうが!荒木もぼさっとしてねぇで、こいつらを静かにさせろ!」
姫川編集長がピシャリと私達に注意をし、また会議室のドアがバン!と閉まり、仁さん以外の私達は体をビクッとした。
「あれだけ盛り上がれば姫川が怒るのも当たり前。とにかく1番目の記事は田所で、高橋の水泳は4番目で写真を多め。アングルについてはこの前見せてもらった写真が良いけど、もし差し替えたいのが増えたら相談して」
仁さんが次々と指示を出し、また仕事を再開させた。
「今回ばかりは譲れない!」
「毎回この展開に周りが引いていることに気づけ!」
2人がずーっと言い合っている中で、仁さんと中畑さんは広告のチェックを続け、私と篠田先輩は経理課に出す伝票の控えを整理したり、ノートパソコンを使って表計算ソフトに伝票の金額を入力していく。
「月毎に項目を入力するんだけど、桁数を間違えないようにね」
「はい」
篠田先輩から見本を見せてもらい、スポーツ部で購入した備品代や交通費の金額を間違えないように慎重にキーボードを打つ。
これはパソコンのケーブル代だから備品代で、交通費は秋山先輩と水野先輩、石毛先輩の分っと経理課に出す前にどんどん入力していった。
「あ~、こーなったらじゃんけんだ!じゃんけん!!」
「望む所だし、負けても文句なしだぞ」
田所副編集長と佐藤さんは以前私が提案をした“じゃんけん対決”で決めるそうで、2人してまた謎の気合いを入れるポーズをしていると、先輩達がスマホを手に取って2人を撮影し始めた。
「おい、水野!しっかり撮れよ!!」
「ちゃんと動画で撮っているんで、早く決めて下さい」
「俺は動画で石毛は写真にしますね」
「高橋…、まぁ今回も田所には負けないよ」
私はちらっと秋山先輩を見ると、秋山先輩も交互でスマホで動画モードで撮影したり、一眼カメラで写真を撮るなど忙しなくしていて、仁さんは小さく「はぁ…」と溜め息を吐いていた。
「宝条さんは“じゃんけん対決”の言い出しっぺだから、この対決の進行をして」
「えぇぇ」
突然仁さんが私に振ってきたので、少し不満を言いつつも、田所副編集長と佐藤さんの元に行き、私はコホンと咳払いをする。
「恨みっこ無しで勝った方が7月号の1番目の記事になります!!良いですね?」
「おう!こっちはサマーリーグだ」
「Bは高橋の水泳だぞ」
先輩達のスマホのレンズが田所副編集長達に向けられ、いざ…。
「最初はグー!!じゃんけん!!」
仁さん以外の声が会議室に響き、そして田所副編集長が“チョキ”、佐藤さんが“パー”が出た瞬間、会議室に歓声が沸き、田所副編集長が水野先輩とハイタッチをして喜び、佐藤さんは高橋先輩と石毛先輩に肩を叩かれて慰められている。
すると私達が使っている会議室のドアがバッと開かれて、姫川編集長が入ってきた。
「お前ら、うるせぇぞ!!隣でおちおち仕事も出来ねぇだろうが!荒木もぼさっとしてねぇで、こいつらを静かにさせろ!」
姫川編集長がピシャリと私達に注意をし、また会議室のドアがバン!と閉まり、仁さん以外の私達は体をビクッとした。
「あれだけ盛り上がれば姫川が怒るのも当たり前。とにかく1番目の記事は田所で、高橋の水泳は4番目で写真を多め。アングルについてはこの前見せてもらった写真が良いけど、もし差し替えたいのが増えたら相談して」
仁さんが次々と指示を出し、また仕事を再開させた。