スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
午前中も黙々と読者アンケートの入力と佐藤さんの原稿の清書の入力を進め、今回の原稿もとても読み応えがあって凄い。
バレーボールは授業でしかしたことがないから、技の名前だったり、ポジションの名前も専門用語があって最初は珍紛漢紛だったけど、調べていくうちに理解してきたし、書き手から読者に届けたいって伝わる言葉の選び方が先輩達も含め凄いし、早く私も記事を載る様になりたいな。
佐藤さんの清書が終われば少し宿題の見直しをして、仁さんに提出して確認してもらおう。
『楽しみにしてる』
きっと赤ペンで真っ赤になって返ってくるのは分かるけれど、ここまでこれたんだから最後まで見直しをしておこう。
お昼を挟んで午後も佐藤さんの清書を一文字一文字入力し、佐藤さんが読者に届けたい言葉を間違えないように慎重にキーボードを叩き、最後の文章の所の文字を入力し終えて、ふぅっと息を吐いた。
「佐藤さんの清書が終わりました!」
「ありがとう!次は高橋の清書をお願い」
「はい!」
中畑さんと仕事の確認し、佐藤さんの原稿を印刷をかけ、1つは青木印刷所の分、もう1つは仁さんの確認用だ。
印刷を終えてクリップで留めて、次に高橋先輩の水泳の清書に取り掛かる。
水泳もこうして言葉にすると本当に目の前で泳ぎを見ているかのようになるし、写真も水しぶきの粒がはっきりと写るのも凄い。
今回の記事も国際親善試合なので国名や選手の名前の綴りに誤ってはいけないから校正機能を使って綴りが合っているかを確認して、どんどんキーボードを叩き続けた。
水泳の事を打ち続けていると心の中では仁さんが1年もかけて取材をしていたシンクロの事も思い出し、あんなに素晴らしい演技を見学させてもらい、秋山先輩だって水中撮影をしていたけれど、選手の行動1つで掲載をすることが無くなり、仁さんがシェアハウスで流した姿を見ているから本当に残念で仕方ない。
佐藤さんの様に新しく書くかと思っていたけれど、仁さんが選んだのは7月号を発行をする事に集中させ、編集長として奮闘する事を決め、実際にその姿はシェアハウスでみる仁さんとは全くの別人で、先輩達の記事を、“Scoperta”を届けさせようとする姿がとても格好良くて、こんな素晴らしい人の元で働き続けたいな。
「ー…応援し続けますー…と」
高橋先輩の最後の文章の結びの入力を終え、また印刷をかけると、印刷機から1枚1枚印刷されて、順番通りに印刷をされているか3回も見直ししてクリップで留めた。
「高橋先輩の清書も終えました!」
「ありがとう!」
中畑さんの元に持っていき手渡すと、中畑さんも笑顔で受け取った。
「この後、荒木編集長に3つ目の宿題を提出したいので自分の時間として使ってもいいですか?」
「良いよ。提出、頑張ってね」
「はい!」
中畑さんの許可を得て、3つ目の宿題の見直しをする。
3つ目の宿題は女性読者へのアプローチをかけたくて、“社会科見学”の時にお土産屋さんで見た光景を思い出しつつ、読者アンケートの声も添えて書いてみた。
何度も見直しして、よし!これを提出しようとノートパソコンを手に取って、会議室を出ようと席を立つ。
「今から荒木編集長に宿題を出しに行ってきます!」
「いってらっしゃい!後でいっぱい慰めるね」
佐藤さんがそう言い、前にも同じように言われたなって思いだした。
「ありがとうございます!是非お願いします」
私は佐藤さん達に見送られ、私は会議室を出て廊下を歩く。
昨日は書き終えたまま寝ちゃって、でも書き終えた充実感が凄かったなぁ…、先輩達や仁さんは自分の時間を調整しながら書いているんだから、私なんて宿題3回でぐったりしてて情けないと思い、明日から自分の時間の工夫をしようと決めて歩いていたら、専務室から高坂専務と橘さんが出てきて、2人はニコッと微笑んだ。
「お疲れ。毎日頑張っているね」
「お疲れ様です。これから荒木編集長に3つ目の宿題を出しに2階へ行ってきます!」
「仁君は相変わらず赤ペンは凄いの?」
「いつも真っ赤です…」
「荒木は容赦ないからなぁ」
私が苦笑すると、高坂専務は笑う。
「でも編集長としての姿勢を崩さずにここまで来ているし、俺の後任として選んだのは間違いないよ」
「私も…荒木編集長の姿はとても格好良くて一緒に働けて幸せですし、スポーツ部に入って良かったです」
ノートパソコンを抱きしめながら自分の気持ちを伝えると、2人は嬉しそうに微笑んだ。
「俺も宝条さんがスポーツ部を選んでくれたのが嬉しいし、本当にありがとう。ほら、荒木に宿題を見せてきな」
「はい、行ってきます!」
2人に頭を下げて階段を降りて、編集部のドアの前に立つ。
この扉を開けたら仁さんがいるわけで、うう…、緊張するけど、頑張れ宝条真琴!やっと読んで貰えるんだから!
ふぅっと息を整え、ICカードを使ってドアの解錠をして、中に入った。
「良い子だね。稔が選んだのは正解だと思うよ」
「でしょ?面接の時にスポーツ部を選ぶのはマジで?!って思ったけど、“休刊”を反対したのをきっかけに皆がいい方向に向いたし、宝条さんを四つ葉に採用して本当に良かった」
「そうだよね。ずっと四つ葉にいて欲しいね」
「その為にはこの7月号が勝負だし、親父に“Scoperta”の必要性を認めて貰いたいな」
「きっと仁君達が稔のお父さんの心を動かしてくれるよ」
「ああ。そう信じている」
バレーボールは授業でしかしたことがないから、技の名前だったり、ポジションの名前も専門用語があって最初は珍紛漢紛だったけど、調べていくうちに理解してきたし、書き手から読者に届けたいって伝わる言葉の選び方が先輩達も含め凄いし、早く私も記事を載る様になりたいな。
佐藤さんの清書が終われば少し宿題の見直しをして、仁さんに提出して確認してもらおう。
『楽しみにしてる』
きっと赤ペンで真っ赤になって返ってくるのは分かるけれど、ここまでこれたんだから最後まで見直しをしておこう。
お昼を挟んで午後も佐藤さんの清書を一文字一文字入力し、佐藤さんが読者に届けたい言葉を間違えないように慎重にキーボードを叩き、最後の文章の所の文字を入力し終えて、ふぅっと息を吐いた。
「佐藤さんの清書が終わりました!」
「ありがとう!次は高橋の清書をお願い」
「はい!」
中畑さんと仕事の確認し、佐藤さんの原稿を印刷をかけ、1つは青木印刷所の分、もう1つは仁さんの確認用だ。
印刷を終えてクリップで留めて、次に高橋先輩の水泳の清書に取り掛かる。
水泳もこうして言葉にすると本当に目の前で泳ぎを見ているかのようになるし、写真も水しぶきの粒がはっきりと写るのも凄い。
今回の記事も国際親善試合なので国名や選手の名前の綴りに誤ってはいけないから校正機能を使って綴りが合っているかを確認して、どんどんキーボードを叩き続けた。
水泳の事を打ち続けていると心の中では仁さんが1年もかけて取材をしていたシンクロの事も思い出し、あんなに素晴らしい演技を見学させてもらい、秋山先輩だって水中撮影をしていたけれど、選手の行動1つで掲載をすることが無くなり、仁さんがシェアハウスで流した姿を見ているから本当に残念で仕方ない。
佐藤さんの様に新しく書くかと思っていたけれど、仁さんが選んだのは7月号を発行をする事に集中させ、編集長として奮闘する事を決め、実際にその姿はシェアハウスでみる仁さんとは全くの別人で、先輩達の記事を、“Scoperta”を届けさせようとする姿がとても格好良くて、こんな素晴らしい人の元で働き続けたいな。
「ー…応援し続けますー…と」
高橋先輩の最後の文章の結びの入力を終え、また印刷をかけると、印刷機から1枚1枚印刷されて、順番通りに印刷をされているか3回も見直ししてクリップで留めた。
「高橋先輩の清書も終えました!」
「ありがとう!」
中畑さんの元に持っていき手渡すと、中畑さんも笑顔で受け取った。
「この後、荒木編集長に3つ目の宿題を提出したいので自分の時間として使ってもいいですか?」
「良いよ。提出、頑張ってね」
「はい!」
中畑さんの許可を得て、3つ目の宿題の見直しをする。
3つ目の宿題は女性読者へのアプローチをかけたくて、“社会科見学”の時にお土産屋さんで見た光景を思い出しつつ、読者アンケートの声も添えて書いてみた。
何度も見直しして、よし!これを提出しようとノートパソコンを手に取って、会議室を出ようと席を立つ。
「今から荒木編集長に宿題を出しに行ってきます!」
「いってらっしゃい!後でいっぱい慰めるね」
佐藤さんがそう言い、前にも同じように言われたなって思いだした。
「ありがとうございます!是非お願いします」
私は佐藤さん達に見送られ、私は会議室を出て廊下を歩く。
昨日は書き終えたまま寝ちゃって、でも書き終えた充実感が凄かったなぁ…、先輩達や仁さんは自分の時間を調整しながら書いているんだから、私なんて宿題3回でぐったりしてて情けないと思い、明日から自分の時間の工夫をしようと決めて歩いていたら、専務室から高坂専務と橘さんが出てきて、2人はニコッと微笑んだ。
「お疲れ。毎日頑張っているね」
「お疲れ様です。これから荒木編集長に3つ目の宿題を出しに2階へ行ってきます!」
「仁君は相変わらず赤ペンは凄いの?」
「いつも真っ赤です…」
「荒木は容赦ないからなぁ」
私が苦笑すると、高坂専務は笑う。
「でも編集長としての姿勢を崩さずにここまで来ているし、俺の後任として選んだのは間違いないよ」
「私も…荒木編集長の姿はとても格好良くて一緒に働けて幸せですし、スポーツ部に入って良かったです」
ノートパソコンを抱きしめながら自分の気持ちを伝えると、2人は嬉しそうに微笑んだ。
「俺も宝条さんがスポーツ部を選んでくれたのが嬉しいし、本当にありがとう。ほら、荒木に宿題を見せてきな」
「はい、行ってきます!」
2人に頭を下げて階段を降りて、編集部のドアの前に立つ。
この扉を開けたら仁さんがいるわけで、うう…、緊張するけど、頑張れ宝条真琴!やっと読んで貰えるんだから!
ふぅっと息を整え、ICカードを使ってドアの解錠をして、中に入った。
「良い子だね。稔が選んだのは正解だと思うよ」
「でしょ?面接の時にスポーツ部を選ぶのはマジで?!って思ったけど、“休刊”を反対したのをきっかけに皆がいい方向に向いたし、宝条さんを四つ葉に採用して本当に良かった」
「そうだよね。ずっと四つ葉にいて欲しいね」
「その為にはこの7月号が勝負だし、親父に“Scoperta”の必要性を認めて貰いたいな」
「きっと仁君達が稔のお父さんの心を動かしてくれるよ」
「ああ。そう信じている」