スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
山田先輩がホワイトボードに貼られている1枚目の写真に手を伸ばして剥がし、私達に向けた。
「7月号の表紙は1番です」
「やった!」
会議室に秋山先輩の喜びの声が響き、本人は満面の笑みでいて、水野先輩が秋山先輩の元に行き、右手の握り拳を差し出すと、秋山先輩も同じく右手の握り拳でゴツンと突き合った。
「やったじゃん」
「ああ。初めて表紙に選ばれた」
秋山先輩の目が少し潤んでいて、田所副編集長が秋山先輩の元に行き、背中をバシッと叩く。
「おめでとう。次は俺が表紙を飾れるように頑張る」
「次だって俺ですよ」
田所副編集長と秋山先輩がお互い右手で握手して称えあっていて、凄くこの雰囲気が良いな。
ちらっと仁さんの方を見ると、前髪で表情が読みにくいけれど口元は笑っていて、秋山先輩に向けて小さく拍手をしている。
「俺のシンクロも秋山が水中撮影を頑張ってくれたから、きっと7月号も読者の反応が良いと思う」
「荒木編集長のアングルだって、かなり良いですよ!皆に見せてください!!」
「………良いけど」
秋山先輩が私達に熱く仁さんのカメラの技術をプレゼンをし始め、仁さんはバックから一眼カメラを取り出して液晶画面を操作し、ノートパソコンにケーブルを繋いで、私達にノートパソコンの画面を向けた。
私達は仁さんの側に行きノートパソコンの画面を見るけど、その写真の出来栄えに秋山先輩以外が感嘆する。
仁さんが写したシンクロの写真は、三輪さんが飛び込み台から写した真上からではなく客席から写した写真だ。
水中から出てきてジャンプをした瞬間、土台の役割をしている選手、その土台を支える選手、ジャンプをした選手を笑顔で見上げ、最後にジャンプをした選手が綺麗な体の反りを披露していて、しかも水しぶきがぶれてなく、粒が綺麗だし、選手の衣装もバッチリと写っている。
「凄く綺麗…」
「………」
「ありがとう」
私がそう呟くと山田先輩も周りの先輩も無言で頷いて、仁さんは何時ものように淡々とした様な感じでお礼を言った。
「俺、三輪さんの“自分の目”も好きですけど、荒木編集長の“自分の目”も凄く好きです」
「男に褒められると、気持ち悪い」
「いーじゃないですか。今回は投票でしたけど、荒木編集長から指名で取れるようにこれからも腕を磨きます」
秋山先輩は仁さんに目標を掲げ、私もこれから仁さんの清書をしてもっと頑張ろうと決めた。
「表紙は決まったので、後は山田と写真の確認作業と、篠田は広告のチェックだね。宝条さんは荒木編集長とシンクロの原稿のやり取りをお願い」
「はい!」
「こっちに来て」
中畑さんと仕事の確認をし、私は仁さんの隣に座らせてもらった。
「前半6ページは校正機能を使ったから、清書をお願い。後半7ページはここで仕上げる」
「分かりました!」
手渡された下書きの原稿を受け取り、先ずは黙読をするけど、この短期間で書いたとは思えないくらいの、まるで短編小説を読んでいるのかと錯覚しそう。
私がまだ四つ葉に入る前から毎月取材をしていたからこそ、仁さんから見たシンクロの事が丁寧に書かれていて、井上監督がいかに日本のシンクロを普及させようと奮闘している気持ちや、選手に対する想いが綴られていた。
ただ単に技のことが書いてあるだけじゃなくて、その技をすることによって使われる楽曲の表現が増すことや、国を代表して演技をすることへの意気込みが1人1人綴られていて、凄い、前半がこれだけ完成度が高いのに、後半のページはどんなことが書かれるのかと期待が高まる。
「7月号の表紙は1番です」
「やった!」
会議室に秋山先輩の喜びの声が響き、本人は満面の笑みでいて、水野先輩が秋山先輩の元に行き、右手の握り拳を差し出すと、秋山先輩も同じく右手の握り拳でゴツンと突き合った。
「やったじゃん」
「ああ。初めて表紙に選ばれた」
秋山先輩の目が少し潤んでいて、田所副編集長が秋山先輩の元に行き、背中をバシッと叩く。
「おめでとう。次は俺が表紙を飾れるように頑張る」
「次だって俺ですよ」
田所副編集長と秋山先輩がお互い右手で握手して称えあっていて、凄くこの雰囲気が良いな。
ちらっと仁さんの方を見ると、前髪で表情が読みにくいけれど口元は笑っていて、秋山先輩に向けて小さく拍手をしている。
「俺のシンクロも秋山が水中撮影を頑張ってくれたから、きっと7月号も読者の反応が良いと思う」
「荒木編集長のアングルだって、かなり良いですよ!皆に見せてください!!」
「………良いけど」
秋山先輩が私達に熱く仁さんのカメラの技術をプレゼンをし始め、仁さんはバックから一眼カメラを取り出して液晶画面を操作し、ノートパソコンにケーブルを繋いで、私達にノートパソコンの画面を向けた。
私達は仁さんの側に行きノートパソコンの画面を見るけど、その写真の出来栄えに秋山先輩以外が感嘆する。
仁さんが写したシンクロの写真は、三輪さんが飛び込み台から写した真上からではなく客席から写した写真だ。
水中から出てきてジャンプをした瞬間、土台の役割をしている選手、その土台を支える選手、ジャンプをした選手を笑顔で見上げ、最後にジャンプをした選手が綺麗な体の反りを披露していて、しかも水しぶきがぶれてなく、粒が綺麗だし、選手の衣装もバッチリと写っている。
「凄く綺麗…」
「………」
「ありがとう」
私がそう呟くと山田先輩も周りの先輩も無言で頷いて、仁さんは何時ものように淡々とした様な感じでお礼を言った。
「俺、三輪さんの“自分の目”も好きですけど、荒木編集長の“自分の目”も凄く好きです」
「男に褒められると、気持ち悪い」
「いーじゃないですか。今回は投票でしたけど、荒木編集長から指名で取れるようにこれからも腕を磨きます」
秋山先輩は仁さんに目標を掲げ、私もこれから仁さんの清書をしてもっと頑張ろうと決めた。
「表紙は決まったので、後は山田と写真の確認作業と、篠田は広告のチェックだね。宝条さんは荒木編集長とシンクロの原稿のやり取りをお願い」
「はい!」
「こっちに来て」
中畑さんと仕事の確認をし、私は仁さんの隣に座らせてもらった。
「前半6ページは校正機能を使ったから、清書をお願い。後半7ページはここで仕上げる」
「分かりました!」
手渡された下書きの原稿を受け取り、先ずは黙読をするけど、この短期間で書いたとは思えないくらいの、まるで短編小説を読んでいるのかと錯覚しそう。
私がまだ四つ葉に入る前から毎月取材をしていたからこそ、仁さんから見たシンクロの事が丁寧に書かれていて、井上監督がいかに日本のシンクロを普及させようと奮闘している気持ちや、選手に対する想いが綴られていた。
ただ単に技のことが書いてあるだけじゃなくて、その技をすることによって使われる楽曲の表現が増すことや、国を代表して演技をすることへの意気込みが1人1人綴られていて、凄い、前半がこれだけ完成度が高いのに、後半のページはどんなことが書かれるのかと期待が高まる。