スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
side荒木仁
車はレンタカーを借りて行くことにし、高速で車を走らせると渋滞に遭遇するがそこは仕方ない。
どんどん車が山道を走り、今回の目的地である温泉街が見えてきて、助手席に座っている真琴は車窓からの眺めにずっと喜んでいて、その表情を見たいのに運転中だからそれが出来ないのが悔やまれる。
予約した旅館は外観と内装は落ち着いた雰囲気で俺好みだし、海の地域と迷ったがこっちの方に選んで良かった。
荷持を部屋に置いて旅館を出て温泉街を歩くと、そこまでは観光客が多くないし、家族旅行なんて俺が中学3年で行ったのが最後で、社会人になっても出張でないと地方に行く機会がないし、プライベートは初だな。
「仁さん!こっちに雑貨屋さんがあって、入って良いですか?」
「良いよ」
真琴が見つけたのはハンドメイドをメインにしている雑貨屋で、真琴は様々な雑貨に目を輝かせていて、ハンドタオルに手を伸ばす。
「三姉妹でお揃いにしようかな」
「きっと喜ぶ」
「そうします。星野さんのイメージはピンクで、九条さんはこの水色かな?私は、うーん」
真琴は薄黄色と薄緑で悩み、俺は真剣に悩む真琴を静かに見守る。
「四つ葉の三姉妹のメッセージグループのロゴが四つ葉のクローバーなので、この薄緑にします!」
真琴は3枚のハンドタオルを買い、お会計を済ませて俺のところに来て、お店を出て温泉街を歩く。
「買えて良かった」
「いつも私の相談にのって頂いているので、せめてお礼をしたくて」
「物も良いけど気持ちが大事だから、星野さん達は気にしないと思う」
「そうですかね?」
「ああ。俺は2人を入社した時からどんな人かを知っているし、きっとそのハンドタオルを大切にしてくれると思う」
「はい」
真琴は嬉しそうにハンドタオルが入った袋を大切に抱え、俺達は温泉街を歩き続けた。
「あそこに足湯がありますよ」
「ほんとだ」
広いスペースからは湯けむりが立ちのぼっていて、数人の観光客も靴と靴下を脱いで足湯に浸かり、俺達はその人達と距離を取って靴と靴下を脱ぎ、俺は黒パンツの裾を数回捲りあげて足湯に浸かると一気に足の緊張感が抜けていった。
「温かくて気持ち良いですね」
左隣に座る真琴もほっとした表情でいて、俺は左腕を真琴の肩に伸ばしてグイッと距離を縮めると、真琴は頭を俺の方に寄せる。
「来て良かった」
「はい、私もそう思います」
少し離れた場所から川のせせらぎが聞こえ、足湯の効果もあって、とてもリラックスが出来ー…黒パンツの後ろポケットにしまっているスマホが鳴り、真琴は頭をパッと離し、俺は小さな溜め息を吐いてスマホを手にして画面を見ると、中畑からだった。
「ご免。電話に出る」
俺は足湯から出て少し離れた場所で中畑と仕事のやり取りをし、いつも細かく製作の仕事を進めてくれるからきちんと連絡をくれるのは助かる。
通話を終えて真琴の所に戻り、濡れた足を乾かして旅館に戻って、部屋に入った。
「夕飯は食事処だから、それまでは温泉に入る?」
「それって一緒に…てことですよね?」
「今回“は”貸切を借りれ無くて別」
本当は一緒に入りたかったけど予約で取れなかったので別々になるのが残念だけど、真琴は少しホッとしているので、俺は真琴の耳元に顔を寄せる。
「一緒に入れないのは残念だけど、夕飯の後は真琴に思う存分に触れるから」
そう囁くと真琴の顔が一気に赤くなり、俺はフッと笑うと真琴が軽く俺の胸元を叩く。
「痛い」
「もう!そう言うの照れるって知っているじゃないですか!!」
真琴はムスッとしながら自分の荷物の所に行き、着替え等を取り出していて、ご機嫌を損ねるとこの後が大変だ。
「ご免」
「知りません!」
意地を張った言い方にやれやれと思いつつ、俺も自分の着替えと浴衣を手にする。
「折角の旅行だから、機嫌を直して」
「う〜、もうからかったり照れさせないで下さい」
「精進するし、ほら行くよ」
俺は右手を差し出すと真琴も左手を差し出して、部屋を出て、其々の浴場の前で別れて、俺は久しぶりの温泉を楽しんだ。
車はレンタカーを借りて行くことにし、高速で車を走らせると渋滞に遭遇するがそこは仕方ない。
どんどん車が山道を走り、今回の目的地である温泉街が見えてきて、助手席に座っている真琴は車窓からの眺めにずっと喜んでいて、その表情を見たいのに運転中だからそれが出来ないのが悔やまれる。
予約した旅館は外観と内装は落ち着いた雰囲気で俺好みだし、海の地域と迷ったがこっちの方に選んで良かった。
荷持を部屋に置いて旅館を出て温泉街を歩くと、そこまでは観光客が多くないし、家族旅行なんて俺が中学3年で行ったのが最後で、社会人になっても出張でないと地方に行く機会がないし、プライベートは初だな。
「仁さん!こっちに雑貨屋さんがあって、入って良いですか?」
「良いよ」
真琴が見つけたのはハンドメイドをメインにしている雑貨屋で、真琴は様々な雑貨に目を輝かせていて、ハンドタオルに手を伸ばす。
「三姉妹でお揃いにしようかな」
「きっと喜ぶ」
「そうします。星野さんのイメージはピンクで、九条さんはこの水色かな?私は、うーん」
真琴は薄黄色と薄緑で悩み、俺は真剣に悩む真琴を静かに見守る。
「四つ葉の三姉妹のメッセージグループのロゴが四つ葉のクローバーなので、この薄緑にします!」
真琴は3枚のハンドタオルを買い、お会計を済ませて俺のところに来て、お店を出て温泉街を歩く。
「買えて良かった」
「いつも私の相談にのって頂いているので、せめてお礼をしたくて」
「物も良いけど気持ちが大事だから、星野さん達は気にしないと思う」
「そうですかね?」
「ああ。俺は2人を入社した時からどんな人かを知っているし、きっとそのハンドタオルを大切にしてくれると思う」
「はい」
真琴は嬉しそうにハンドタオルが入った袋を大切に抱え、俺達は温泉街を歩き続けた。
「あそこに足湯がありますよ」
「ほんとだ」
広いスペースからは湯けむりが立ちのぼっていて、数人の観光客も靴と靴下を脱いで足湯に浸かり、俺達はその人達と距離を取って靴と靴下を脱ぎ、俺は黒パンツの裾を数回捲りあげて足湯に浸かると一気に足の緊張感が抜けていった。
「温かくて気持ち良いですね」
左隣に座る真琴もほっとした表情でいて、俺は左腕を真琴の肩に伸ばしてグイッと距離を縮めると、真琴は頭を俺の方に寄せる。
「来て良かった」
「はい、私もそう思います」
少し離れた場所から川のせせらぎが聞こえ、足湯の効果もあって、とてもリラックスが出来ー…黒パンツの後ろポケットにしまっているスマホが鳴り、真琴は頭をパッと離し、俺は小さな溜め息を吐いてスマホを手にして画面を見ると、中畑からだった。
「ご免。電話に出る」
俺は足湯から出て少し離れた場所で中畑と仕事のやり取りをし、いつも細かく製作の仕事を進めてくれるからきちんと連絡をくれるのは助かる。
通話を終えて真琴の所に戻り、濡れた足を乾かして旅館に戻って、部屋に入った。
「夕飯は食事処だから、それまでは温泉に入る?」
「それって一緒に…てことですよね?」
「今回“は”貸切を借りれ無くて別」
本当は一緒に入りたかったけど予約で取れなかったので別々になるのが残念だけど、真琴は少しホッとしているので、俺は真琴の耳元に顔を寄せる。
「一緒に入れないのは残念だけど、夕飯の後は真琴に思う存分に触れるから」
そう囁くと真琴の顔が一気に赤くなり、俺はフッと笑うと真琴が軽く俺の胸元を叩く。
「痛い」
「もう!そう言うの照れるって知っているじゃないですか!!」
真琴はムスッとしながら自分の荷物の所に行き、着替え等を取り出していて、ご機嫌を損ねるとこの後が大変だ。
「ご免」
「知りません!」
意地を張った言い方にやれやれと思いつつ、俺も自分の着替えと浴衣を手にする。
「折角の旅行だから、機嫌を直して」
「う〜、もうからかったり照れさせないで下さい」
「精進するし、ほら行くよ」
俺は右手を差し出すと真琴も左手を差し出して、部屋を出て、其々の浴場の前で別れて、俺は久しぶりの温泉を楽しんだ。