スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
重い瞼を開けるとまだ部屋の中は薄暗く、私は掛け布団を捲って気だるい身体を起こして、お布団の近くにある小さなルームランプに手を伸ばして灯りを点けると、自分の身体の状態が照らされ、身体の所々に仁さんの唇で咲かされた赤い痕が見えて、かあぁと顔が熱くなる。
と、とにかく着替えようとルームランプの側にある無造作に置かれた自分の浴衣と着替えに右手を伸ばしたら背後からバサっと大きい半纏が掛けられ、そして両腕が伸びてきて後ろから抱きしめられた。
「起こして、すいません」
「急に温もりが無くて焦った」
抱きしめられる腕の力が強くなり、自分の左肩に仁さんの顔が置かれた。
「手加減、出来なくてご免」
「いいえ…、えっと…」
なんて答えれば良いか、口籠る。
「シェアハウスの時とは違って新鮮というか、ずっとドキドキしてばかりで、上手く言葉が出ないです」
「そっか…、俺もまだ心臓がドキドキしている」
「そうなんですか?」
私は顔を仁さんに向けると、もう少しで唇が触れそうになる位の距離で、このまま顔を逸らせる事が出来ない。
「目、閉じて」
「はい」
瞼を閉じれば唇が重なり、そのまま押し倒され、何度も唇を求め合うと身体がまた火照る。
大きい半纏を脱がされ、仁さんの唇が私の首、鎖骨へと這い、大きな両手は私の全身を優しく触れて撫で回し、まだルームランプの灯りが点いているから仁さんの浴衣がはだけて露わになっている上半身がよく見えて、身体が沸騰するかのように熱くなった。
何度も求め合って果てるのを繰り返し、瞼を開いて部屋の窓へ視線を向けたら青空が見え、朝だと直ぐ分かり、グイッと顔を左側に向けられたら前髪が目にかかっているいつもの仁さんが口元をフッと笑っているけど、その浴衣からはだけている上半身の姿は反則です…。
「おはようござい…ます」
私が小声で挨拶すると、仁さんは私を仰向けにして顔を私の首元に寄せる。
「はよう」
仁さんの体重が私にかかるけど、嫌じゃないな。と思いながら背中に手を回すと、仁さんの身体がビクッとし、本人は顔をパッと上げる。
「朝から煽らないで」
「煽ってません!」
「知ってる」
仁さんが体を起こしてはだけた浴衣を整えて着直すけど、仁さんって身長がとても高いのに浴衣を着てもサマになっていて格好いいと何回そう思っても飽きない。
「朝ご飯も昨日と同じ食事処だから、行こう」
「はい!」
私も体を起こして改めて着替えを身に着け、浴衣も着直して2人で食事処に行くと、昨日の同じ和食だけれど、朝は朝で焼き魚と野菜の和物と、具沢山のお味噌汁に納豆、卵焼きがあって、朝から贅沢な量に目を輝かせる。
「頂きます」
2人で手を合わせてご飯を食べるけど、炊きたての白米の美味しさに感動する。いつもは冷凍ご飯を温めて雑炊にしたりするから、この炊きたての熱さと柔らかさに口を動かすのが止まらない。
仁さんも具沢山のお味噌汁をじっくり飲んだり、卵焼きを頬張っていて、ご飯も2回もおかわりをしていた。
「ご馳走様でした。炊きたての白米の美味しさに夢中になりました」
「俺も。炊きたてって全然味が違う」
「四つ葉の仕事が休みのときは炊きたてにチャレンジしてみたいです」
「良いと思う。お土産屋で真琴の中ご両親にご飯のお供とか買うから、その時に俺達用にも買おう」
「はい!」
楽しい時間はあっという間でチェックアウトの時間になり、旅館を出発し、車窓の眺めにまた見入りながら過ごし、目的地であるお土産屋さんの前に到着し、駐車場に停めて一緒に中に入る。
観光客も多く、仁さんからはぐれないようにポロシャツの裾をキュッと握っていたら、仁さんは大きな左手で私の右手を包んだ。
「“こう”しよう」
「はい」
私は微笑み返してお店の中を歩き回り、陳列棚には数十以上のご飯のお供やお饅頭、お茶菓子があって迷うなぁ。
「お母さんはきっとこの位のサイズと量にして、お父さんはどうしようかな~」
「塩辛系か佃煮のどっちが好き?」
「お母さんが作る卵焼きと一緒に食べるのが多いので、佃煮系ですかね」
「こっちにしよう」
2人であーでもないこーでもないと一緒に見て周り、後は其々が贈りたいお土産を選ぶけど、スポーツ部の先輩達にはどんなのが良いかな。
「先輩達にどんなお菓子が良いですかね」
「伊東が煎餅は好きじゃないって言っていたから、選ぶならしっとりとしたお茶菓子を選ぶと良い」
仁さんが先輩達の好みを教えてくれたおかげで選ぶことができ、仁さんも大きな箱とやや小さめな箱を選び、お金を出し合ってお会計を済ませてお土産屋さんを出た。
初めての遠出を満喫し、シェアハウスに戻ったのは夕方になって、疲れた身体で何とか片付を頑張って洗濯機を回し、2人でリビングの其々のソファに座り、どっと疲れが襲う。
「お出かけ後の片付けって体力が消耗しますね」
「俺もそう思う」
「ご飯は明日にしませんか?」
「そうしよう」
今日は早めに其々の部屋で就寝し、翌日2階の編集部に行き、仁さんと佐藤さんは不在で、この場にいる先輩達にお土産を配る。
「温泉に行ってきたお土産です!」
「俺はこっちのお菓子を買った」
「私はご当地お菓子シリーズが好きだから、ぶどう味」
先輩達も其々有給を使って旅行に行ったみたいで、スポーツ部の机の上にはお菓子の箱が大量に置かれる。
「伊東先輩ってお煎餅が得意じゃないので、しっとり系のフィナンシェみたいな生地のお菓子を選びました」
「ありがとう。でも俺って宝条さんに煎餅が駄目って話したっけ?」
しまった!
「あ、えーっと、前に有給の日程を伝えたときにお土産の話しになって、そこで荒木編集長から伊東先輩の事を教えてもらったんです」
「あー、なるほどね。日程を教えて欲しいしって言っていたよね」
伊東先輩は納得してフィナンシェみたいなお菓子を頬張っていて、あ、危なかった…。
と、とにかく着替えようとルームランプの側にある無造作に置かれた自分の浴衣と着替えに右手を伸ばしたら背後からバサっと大きい半纏が掛けられ、そして両腕が伸びてきて後ろから抱きしめられた。
「起こして、すいません」
「急に温もりが無くて焦った」
抱きしめられる腕の力が強くなり、自分の左肩に仁さんの顔が置かれた。
「手加減、出来なくてご免」
「いいえ…、えっと…」
なんて答えれば良いか、口籠る。
「シェアハウスの時とは違って新鮮というか、ずっとドキドキしてばかりで、上手く言葉が出ないです」
「そっか…、俺もまだ心臓がドキドキしている」
「そうなんですか?」
私は顔を仁さんに向けると、もう少しで唇が触れそうになる位の距離で、このまま顔を逸らせる事が出来ない。
「目、閉じて」
「はい」
瞼を閉じれば唇が重なり、そのまま押し倒され、何度も唇を求め合うと身体がまた火照る。
大きい半纏を脱がされ、仁さんの唇が私の首、鎖骨へと這い、大きな両手は私の全身を優しく触れて撫で回し、まだルームランプの灯りが点いているから仁さんの浴衣がはだけて露わになっている上半身がよく見えて、身体が沸騰するかのように熱くなった。
何度も求め合って果てるのを繰り返し、瞼を開いて部屋の窓へ視線を向けたら青空が見え、朝だと直ぐ分かり、グイッと顔を左側に向けられたら前髪が目にかかっているいつもの仁さんが口元をフッと笑っているけど、その浴衣からはだけている上半身の姿は反則です…。
「おはようござい…ます」
私が小声で挨拶すると、仁さんは私を仰向けにして顔を私の首元に寄せる。
「はよう」
仁さんの体重が私にかかるけど、嫌じゃないな。と思いながら背中に手を回すと、仁さんの身体がビクッとし、本人は顔をパッと上げる。
「朝から煽らないで」
「煽ってません!」
「知ってる」
仁さんが体を起こしてはだけた浴衣を整えて着直すけど、仁さんって身長がとても高いのに浴衣を着てもサマになっていて格好いいと何回そう思っても飽きない。
「朝ご飯も昨日と同じ食事処だから、行こう」
「はい!」
私も体を起こして改めて着替えを身に着け、浴衣も着直して2人で食事処に行くと、昨日の同じ和食だけれど、朝は朝で焼き魚と野菜の和物と、具沢山のお味噌汁に納豆、卵焼きがあって、朝から贅沢な量に目を輝かせる。
「頂きます」
2人で手を合わせてご飯を食べるけど、炊きたての白米の美味しさに感動する。いつもは冷凍ご飯を温めて雑炊にしたりするから、この炊きたての熱さと柔らかさに口を動かすのが止まらない。
仁さんも具沢山のお味噌汁をじっくり飲んだり、卵焼きを頬張っていて、ご飯も2回もおかわりをしていた。
「ご馳走様でした。炊きたての白米の美味しさに夢中になりました」
「俺も。炊きたてって全然味が違う」
「四つ葉の仕事が休みのときは炊きたてにチャレンジしてみたいです」
「良いと思う。お土産屋で真琴の中ご両親にご飯のお供とか買うから、その時に俺達用にも買おう」
「はい!」
楽しい時間はあっという間でチェックアウトの時間になり、旅館を出発し、車窓の眺めにまた見入りながら過ごし、目的地であるお土産屋さんの前に到着し、駐車場に停めて一緒に中に入る。
観光客も多く、仁さんからはぐれないようにポロシャツの裾をキュッと握っていたら、仁さんは大きな左手で私の右手を包んだ。
「“こう”しよう」
「はい」
私は微笑み返してお店の中を歩き回り、陳列棚には数十以上のご飯のお供やお饅頭、お茶菓子があって迷うなぁ。
「お母さんはきっとこの位のサイズと量にして、お父さんはどうしようかな~」
「塩辛系か佃煮のどっちが好き?」
「お母さんが作る卵焼きと一緒に食べるのが多いので、佃煮系ですかね」
「こっちにしよう」
2人であーでもないこーでもないと一緒に見て周り、後は其々が贈りたいお土産を選ぶけど、スポーツ部の先輩達にはどんなのが良いかな。
「先輩達にどんなお菓子が良いですかね」
「伊東が煎餅は好きじゃないって言っていたから、選ぶならしっとりとしたお茶菓子を選ぶと良い」
仁さんが先輩達の好みを教えてくれたおかげで選ぶことができ、仁さんも大きな箱とやや小さめな箱を選び、お金を出し合ってお会計を済ませてお土産屋さんを出た。
初めての遠出を満喫し、シェアハウスに戻ったのは夕方になって、疲れた身体で何とか片付を頑張って洗濯機を回し、2人でリビングの其々のソファに座り、どっと疲れが襲う。
「お出かけ後の片付けって体力が消耗しますね」
「俺もそう思う」
「ご飯は明日にしませんか?」
「そうしよう」
今日は早めに其々の部屋で就寝し、翌日2階の編集部に行き、仁さんと佐藤さんは不在で、この場にいる先輩達にお土産を配る。
「温泉に行ってきたお土産です!」
「俺はこっちのお菓子を買った」
「私はご当地お菓子シリーズが好きだから、ぶどう味」
先輩達も其々有給を使って旅行に行ったみたいで、スポーツ部の机の上にはお菓子の箱が大量に置かれる。
「伊東先輩ってお煎餅が得意じゃないので、しっとり系のフィナンシェみたいな生地のお菓子を選びました」
「ありがとう。でも俺って宝条さんに煎餅が駄目って話したっけ?」
しまった!
「あ、えーっと、前に有給の日程を伝えたときにお土産の話しになって、そこで荒木編集長から伊東先輩の事を教えてもらったんです」
「あー、なるほどね。日程を教えて欲しいしって言っていたよね」
伊東先輩は納得してフィナンシェみたいなお菓子を頬張っていて、あ、危なかった…。