スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
車を走らせる荒木さんの方に顔を向けると、眼鏡姿が珍しいのでじぃっと見る。
「視線、すごい感じる」
「今まで眼鏡姿を見たことがなくて、新鮮にみえて」
「運転中は前髪あると危ないし、運転する時だけ」
「元々視力は低くないんですか?」
「悪くない」
仕事以外の会話なんてしたことが無くて、もっとこういう部分を出して欲しいから、色々聞いてみようかな。
「カーペットの色やどんな素材で買うか決めてるんですか?」
「家具を黒で統一してるから落ち着いた色にして、ペタっとした素材じゃなくて羽毛なら座っても横になっても痛くない」
「なるほど。そういえば私がシェアハウスに来るまでは、他に同居されていた人っているんですか?」
「5年前まで高坂さんが一緒に住んでた」
「えぇぇ?」
車の中で大きな声を出しちゃった。
「俺が大学に進学する時、1人暮らしをしたかったけど、高坂さんが『ただっ広い家に1人は寂しいから、どう?』って。そこから10年は一緒」
そういえば高坂専務と一緒に束の間のドライブで、荒木さんと一緒に遊んだことがあるって言ってたけど、まさか私が住む前の“元同居人”だったとは。
「その後、まさか宝条さんがシェアハウスに住むと想像してなかった」
「私も一美さんからは荒木さんのことは聞かされてなくて、初めてシェアハウスで荒木さんと会った時は“同居人が男性?!”て思いましたし、まさか“上司”だとは」
「俺も高坂さんから履歴書やエントリーシートを読んだときは“部下”だけの関係と思ったけど、“同居人”になるとは」
お互いの印象を語り、信号が赤になったので車が停まる。
「今はこうして荒木さんの仕事ぶりが四つ葉だけじゃなくてシェアハウスでも見れるので、住むのを選んで良かったです」
「ありがと」
荒木さんが大きな左手で私の頭をポンと手を置くけど、今はこのポンと置かれるのが嬉しい自分がいて、信号が青になったので左手が頭から離れてハンドルを握り、再び車が動き出した。
ナビの矢印がエトヤのマークに近づいてきて、もうすぐで目的地になる。
「大っきい建物ですね」
エトヤの建物は薄い水色の壁に、黄色の文字で店名が書かれていて欧風家具で有名なショップだ。
駐車場に入り、停める位置を2人で探し、車の進行を後退させようと荒木さんが助手席の椅子の所に手をかけるんだけど、体のきょ、距離が近い。
車のエンジンが停まり、荒木さんはそのまま後部座席のワンショルダーバックを手に取ってエンジンの鍵を取ってシートベルトを外して運転席から外に出たので、私もシートベルトを外してバックを持って助手席から降りてドアを閉じて、2人でエトヤの中に入る。
流石に休日だとあって人が多いし、家族連れやカップルも多いなぁ、あのカップルは楽しそうにカートを一緒に押してるし、家族連れは子供が目をキラキラさせながら椅子に座っていてお父さんが側で微笑んでいた。
「カートを使いますか?」
「うん」
荒木さんが大きいカートの手すりを持って押したので、私も置いていかれないように隣に並んで歩き、カーペット売り場を探してると、カーペットってこんなに種類があるの?というくらい売り場が広い。
荒木さんは明るめよりも落ち着いた色合いのカーペットの棚で足を止め、じっくりと1枚1枚手で感触を確かめる。
眼鏡はかけたままで見る横顔は真剣そのもので、邪魔にならないようにしなくちゃなと思っていたら、私の方に顔を向けた。
「宝条さんも触って確かめて」
「私もですか?」
「俺だけ使うんじゃないし、2人で決めよう」
ヤバい、そんな台詞なんて恋愛小説にも恋愛漫画にも出てこないし、“2人で”という言葉がとても嬉しくて、ニヤける口元を必死に耐えてカーペットの感触を確かめる。
「この色合いは?」
「家具の色と近くて違和感が無いです」
「こっちは?」
「うーん、明るいですかね。荒木さんはこの羽毛はどうですか?」
「羽毛が長いと掃除が大変」
「こっちはどうですか?」
2人であーでもないこーでもないとカーペットを手に取りながら相談していき、荒木さんがワンショルダーバックからシルバーのデジカメを取り出して、画面を操作し始めた。
「リビングの明るい時と夜の時に写真を撮った」
「これなら決めやすいですね」
荒木さんが液晶画面を見せてくれて、更に2人で選んで何とか使いたいカーペットが決まり、店員さんにメジャーで測った採寸を伝え、切り終わるまでせっかくだからエトヤの中を見て回ることにした。
「視線、すごい感じる」
「今まで眼鏡姿を見たことがなくて、新鮮にみえて」
「運転中は前髪あると危ないし、運転する時だけ」
「元々視力は低くないんですか?」
「悪くない」
仕事以外の会話なんてしたことが無くて、もっとこういう部分を出して欲しいから、色々聞いてみようかな。
「カーペットの色やどんな素材で買うか決めてるんですか?」
「家具を黒で統一してるから落ち着いた色にして、ペタっとした素材じゃなくて羽毛なら座っても横になっても痛くない」
「なるほど。そういえば私がシェアハウスに来るまでは、他に同居されていた人っているんですか?」
「5年前まで高坂さんが一緒に住んでた」
「えぇぇ?」
車の中で大きな声を出しちゃった。
「俺が大学に進学する時、1人暮らしをしたかったけど、高坂さんが『ただっ広い家に1人は寂しいから、どう?』って。そこから10年は一緒」
そういえば高坂専務と一緒に束の間のドライブで、荒木さんと一緒に遊んだことがあるって言ってたけど、まさか私が住む前の“元同居人”だったとは。
「その後、まさか宝条さんがシェアハウスに住むと想像してなかった」
「私も一美さんからは荒木さんのことは聞かされてなくて、初めてシェアハウスで荒木さんと会った時は“同居人が男性?!”て思いましたし、まさか“上司”だとは」
「俺も高坂さんから履歴書やエントリーシートを読んだときは“部下”だけの関係と思ったけど、“同居人”になるとは」
お互いの印象を語り、信号が赤になったので車が停まる。
「今はこうして荒木さんの仕事ぶりが四つ葉だけじゃなくてシェアハウスでも見れるので、住むのを選んで良かったです」
「ありがと」
荒木さんが大きな左手で私の頭をポンと手を置くけど、今はこのポンと置かれるのが嬉しい自分がいて、信号が青になったので左手が頭から離れてハンドルを握り、再び車が動き出した。
ナビの矢印がエトヤのマークに近づいてきて、もうすぐで目的地になる。
「大っきい建物ですね」
エトヤの建物は薄い水色の壁に、黄色の文字で店名が書かれていて欧風家具で有名なショップだ。
駐車場に入り、停める位置を2人で探し、車の進行を後退させようと荒木さんが助手席の椅子の所に手をかけるんだけど、体のきょ、距離が近い。
車のエンジンが停まり、荒木さんはそのまま後部座席のワンショルダーバックを手に取ってエンジンの鍵を取ってシートベルトを外して運転席から外に出たので、私もシートベルトを外してバックを持って助手席から降りてドアを閉じて、2人でエトヤの中に入る。
流石に休日だとあって人が多いし、家族連れやカップルも多いなぁ、あのカップルは楽しそうにカートを一緒に押してるし、家族連れは子供が目をキラキラさせながら椅子に座っていてお父さんが側で微笑んでいた。
「カートを使いますか?」
「うん」
荒木さんが大きいカートの手すりを持って押したので、私も置いていかれないように隣に並んで歩き、カーペット売り場を探してると、カーペットってこんなに種類があるの?というくらい売り場が広い。
荒木さんは明るめよりも落ち着いた色合いのカーペットの棚で足を止め、じっくりと1枚1枚手で感触を確かめる。
眼鏡はかけたままで見る横顔は真剣そのもので、邪魔にならないようにしなくちゃなと思っていたら、私の方に顔を向けた。
「宝条さんも触って確かめて」
「私もですか?」
「俺だけ使うんじゃないし、2人で決めよう」
ヤバい、そんな台詞なんて恋愛小説にも恋愛漫画にも出てこないし、“2人で”という言葉がとても嬉しくて、ニヤける口元を必死に耐えてカーペットの感触を確かめる。
「この色合いは?」
「家具の色と近くて違和感が無いです」
「こっちは?」
「うーん、明るいですかね。荒木さんはこの羽毛はどうですか?」
「羽毛が長いと掃除が大変」
「こっちはどうですか?」
2人であーでもないこーでもないとカーペットを手に取りながら相談していき、荒木さんがワンショルダーバックからシルバーのデジカメを取り出して、画面を操作し始めた。
「リビングの明るい時と夜の時に写真を撮った」
「これなら決めやすいですね」
荒木さんが液晶画面を見せてくれて、更に2人で選んで何とか使いたいカーペットが決まり、店員さんにメジャーで測った採寸を伝え、切り終わるまでせっかくだからエトヤの中を見て回ることにした。