まちこのerotica
まちこのア・ブ・ナ・イ♡Bunny girl



全然期待していなかったこのロッジだけど……

来てみたら、そう悪くなかった。
子供の頃、夢中で観たドラマの中に出てくる北海道の山小屋みたい。


ドラム缶風呂はないけれど、ユニットバスはついていて、到着早々、高波さんは私をシャワーに誘った。


そして、水飛沫を浴びながら、私は高波さんに指で何度もイカされてしまった。


この頃、高波さんの言動にイラつきを感じることが多かったけれど…これで帳消しになってしまった。

12歳も違うのだから、ジェネレーション・ギャップは仕方ないかも。


エッチって、ある意味ダンスと同じなんじゃないかって…思う。


ダンスといっても、ヒップホップとか社交ダンスとかテクニックの要る激しいものじゃなくて。


そう。好みの音楽。ビートの効いたロックでもいい。または川の流れのような緩やかなメロディに合わせて、身体を揺らす程度の。


そして、いつしか身体は楽器になり、
『声』は音になる。


それは、二人で奏でるエロティックなコンチェルト。
私と高波さんはベッドの上で重なり合い、その旋律にお互いの呼吸を合わせて身体をくねらす。




< 82 / 109 >

この作品をシェア

pagetop