月明かりと薄桜 -誠の絆-

「神崎くんは女性ですから一人部屋を用意してあげたかったんですけどねえ…」


そう山南さんは続けた

申し訳なさそうに困ったなあという表情をしている


そんな山南さんを見て

みんな何も言えなくなってしまった

突然現れた私が悪いんだもの

贅沢なんて言えない




「それでだが、お前には幹部の誰かと相部屋してもらう」


土方さんは山南さんの表情とは全くの反対で


キリッとした目で私を見つめていた

そんなふうに見られると

肯定しかできなくなってしまう


最初から否定するつもりはないけれど


「わかりました」


そして私はその頼みを引き受けた




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