それは、ナイショの恋*【短編集】
理由なんて、今は気にしない。気にしている余裕なんて私にはなかった。




始めては大好きな人に・・・・とゆう私の思いは簡単に砕け散る。これで、良い。 これが良い。





センパイが良い。






「・・・・・初めから言っておくよ、俺――――・・・」




センパイにキスしていた自分がいた。



今は聞きたくない。今は、ただすがるように、センパイと抱き合いたいと思った。






「今日、会えたのはきっと、神様からのチャンス。私、このチャンスを無駄にしない。センパイの事よく知らないけど、センパイが何か抱えているのは分かるよ。女のカンってとこかな?私、センパイがダイスキかも。」






センパイは、笑っていた。どうか、忘れないで、私を。





言葉の後のセリフは、私は知ることは一生ない。



< 33 / 36 >

この作品をシェア

pagetop