【完結】bitter step!
テストとバレンタインと美紗と純平を秤にかけたらどうしたってテストの比重は軽くなるのに、だからと言って、赤点まっしぐらって訳にもいかないじゃないか。
悲しきかなボクは、出来の悪い高校生なのだ。
非常に残念なことに。
知らずため息を吐いたボクの頭に、ふわりと何かが乗っかった。
それが、先輩の左手だと気付くまで、ボクはかなりの時間を要した。
――え。せんぱいの、手?
ゆるゆると顔をあげる。
反対の手で頬杖をついた響先輩の、穏やかで優しい笑顔がそこにはあった。
「分からない所があるなら、僕が教えるよ」
悲しきかなボクは、出来の悪い高校生なのだ。
非常に残念なことに。
知らずため息を吐いたボクの頭に、ふわりと何かが乗っかった。
それが、先輩の左手だと気付くまで、ボクはかなりの時間を要した。
――え。せんぱいの、手?
ゆるゆると顔をあげる。
反対の手で頬杖をついた響先輩の、穏やかで優しい笑顔がそこにはあった。
「分からない所があるなら、僕が教えるよ」