secretkey~内緒のドアを開ける君~
室井さんは冷静に顔色を変えずに車を進めろと命じる
「水瀬」
水瀬はかろうじて横によけた
「バカ···犬」
室井さんは少しして車を停めると颯爽と降りて水瀬の元にいく
「君はなんでそんなにこだわるんだい?
ボロボロじゃないか
痛いおもいをしてまで守りたいのか」
手を強く踏まれ俺は顔をしかめた
「負けれねぇんだよ」
「桜君のことかい?」
「あんたらが裏で流してる薬の売買を見られたから殺された違うか?」
「君はどこまで知ってるんだ?」
「桜が死ぬ前に警察は裏で何かとつながってるって言ってたからな」
「所詮は世の中、金と権力だ
本当に父親に似て解せない男だよ」
「往生際は悪いかもな」
「ん?」
強烈な回し蹴りに水瀬がにやりとする
「さすがワンコ」
「もしさっきの話しが本当なら俺らはハメられたんだよなあんたに」
「君たちに最高のシナリオと思っていたけどなんなんだ」
「愛だよ」
2人で声をあわせて笑う
「水瀬ごめん」
「謝るのはとりあえず後だな
こいつ突きだしてバカンスにでも洒落込もうぜ
ついでにバカ犬、本当に下手だな
床に穴開けた請求していいんだよな」
「水瀬が避けるからだろ」
「救急車まで呼ぶか普通」
「当たったって思ったから」
「ごちゃごちゃうるさいな君たちは
私は法では裁かれない」
「裁かれないなら裁くまでだ」
「水瀬くん君は職をなくすかもしれない」
「かまわねぇよ元からガラじゃねぇんだ
それとも自首するか?」
「水瀬いこう
もういいんだたぶんこれで終わりで」
「ったく」
日向と一緒に歩きだそうとして俺はその場に崩れた
「水瀬···」
「悪いなおまえと一緒にいたかった」
「ダメ」
俺は水瀬を見てそっと室井さんを振り返った
「あんた最低だよ」
水瀬の銃で相手を打ち抜く
俺は水瀬を引きずりながら歩きだした
マンションに向かう途中で水瀬が言う
「バカ犬···もういい」
「ヤダ水瀬が淹れたココア飲むまではぜってぇ諦めない」
ふっと水瀬が笑った気がした
その後はよく覚えてないが気づいたのは病院だった
テレビをつければ警視総監謎の事故死とでていた
水瀬は幸いなことに足を撃たれた程度ですんでいた
「水瀬」
俺は相変わらず水瀬といる
朝から水瀬にキスをして俺は得意げにする
「なんだよ病院だぞ」
「別に
つーかバカンスどこ行く?」
「ん?」
「俺は水瀬といけるならどこでもいいけど」
「ったくおまえなぁ」
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