恋の禁断症状

僕はもう何も考えることが出来なかった

いや、これには語弊がある

もう何も考えたくなかった

勉強に集中することで何もかも忘れられる、そんな錯覚に囚われていた

僕はいつも朝が来ないことを望んだ

夜、眠る際にこのまま目が覚めなければいいのに、と毎晩思っていた


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