恋の禁断症状

「わたし…井上くんが突然いなくなる前の晩に少しだけ彼に会ったんです。…彼はわたしの妊娠のことを知りません。だけど、最後に幸せになれって言ってくれました!いつでもわたしの味方でいるって……だから、わたし、先輩の赤ちゃん産みます」

流れる涙をハンカチで拭うとわたしは校長室から出て行った

それから校長室で両親たちが何を話したかわからない

しかしわたしは自分の気持ちを言い切ったのだ


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