不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上
ハルキside
「おい!!」
ショウのそんな焦った声を聞いて、俺とアカリとツバサは急いで物置部屋から出る。
廊下には倒れるリンちゃん、それを支えるショウの姿があった。
状況が読み取れない。
あの女達にはあとで制裁を加えるとして、今はこっちが優先だ。
「何があった?」
「ハルキさん…わかりません。いきなり倒れて…」
いきなり?
ショウに支えられているリンちゃんに近寄れば、規則正しい呼吸が聞こえてくる。
「おい、ハルキ。このブス寝てるだけだろ」
ツバサがリンちゃんの頬をツンツンとつつく。