不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上
何ときめいちゃってるの、私の馬鹿!
っじゃなくて早く私もみんなのところ行こう。
もう既に海から上がったみんなはゾロゾロと倉庫に戻りつつある。
靴と靴下を脱ぎながら、腰まである長い髪が濡れてへばりつくのが気持ち悪く、首元に手を入れて髪を上げていると、どこからともなく艶のある声が聞こえてきた。
振り向けば、倉庫に帰ってるはずのみんなが足を止めて私をガン見している。
思わず私もその格好のままフリーズ。
なんだろ…?
美味しそうな魚でもいたのかな?
きょとんと首を傾げていれば、さっき私を置いて行ったツバサがズンズンとこちらへ戻ってきた。