不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上
意外と近いんだ。なんて思いつつ降りようとしていると、アカリさんに手を掴まれた。
驚いていると、そのまま手を引っ張られ、お店の中に。
その後ろから、ツバサさんとハルキさんが入ってきた。
深く被っていたフードを浅めにして辺りを見渡すと、奥から店主らしき人が出てきた。
「いっらっしゃい…って、お前らか」
タバコを咥えて頭に手ぬぐいを巻いている男の人。髭もちょっぴり生えていて大人っぽい。
「お?なんだ?珍しいな。女いるじゃねぇか」
存在に気づかれ、つい隠すようにして下を向いた。