君が教えてくれた事



ベッドを仕切るカーテンの中。




家族3人の幸せな空間。




パパとママと子供。


本当は、ずっと憧れていたのかもしれない。



でも、諦めていた。



こんな幸せな自分を、想像した事もなかった。




俺の腕の中で、安心した様に眠る小さな赤ちゃん。



何でこんなに、かわいいんだぁ??





「歩太、名前つけてあげて?」



リカは、子供の顔を覗き込みながら言った。





だって・・・名前ってすごく大切だろ?


一生、この子が共にするものだろ?





そんな大事なものを・・・




「俺がつけていいの?」




リカは、迷わず答えた。



「うん。歩太の子だよ?歩太、お父さんなんだから。歩太がつけてあげて?」





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