空のギター
マネージャーの言葉で表情を堅くする五人。少女達が帰されると、やがて彼らはバスに乗せられて事務所へ向かった。
去り際に頭を下げた少女達の謝罪の言葉は、全くと言っていい程耳に入らなかった。自分達を待ち受けている物は何なのだろう。そればかりが気になって仕方がなかった。
「──さ、とりあえず座ってちょうだい。」
通されたのは、S.S.G内にある硝子の仕事部屋だった。デスクやノートパソコンは勿論、ソファーベッドや小さな冷蔵庫もあり、まるで彼女の自室も兼ねているかのようだ。
硝子に勧められ、ソファーに腰かける五人。硝子はノートパソコンを立ち上げ、とあるページにアクセスする。それは、多くの人々が書き込んでいる大型掲示板だった。
「これが“生”の言葉よ。一語一語、しっかりと読みなさい。」
Quintet関連のトピックは、“一番好きな曲”、“出演番組の感想”、“イベント情報”など様々で、ファン達が思い思いに語っている。時折“荒らし”と呼ばれる輩が悪態をついているものの、過剰に反応する者はほとんど居ない。
──しかし。ある人々のチャットを見た五人の目が、徐々に曇り出す。
去り際に頭を下げた少女達の謝罪の言葉は、全くと言っていい程耳に入らなかった。自分達を待ち受けている物は何なのだろう。そればかりが気になって仕方がなかった。
「──さ、とりあえず座ってちょうだい。」
通されたのは、S.S.G内にある硝子の仕事部屋だった。デスクやノートパソコンは勿論、ソファーベッドや小さな冷蔵庫もあり、まるで彼女の自室も兼ねているかのようだ。
硝子に勧められ、ソファーに腰かける五人。硝子はノートパソコンを立ち上げ、とあるページにアクセスする。それは、多くの人々が書き込んでいる大型掲示板だった。
「これが“生”の言葉よ。一語一語、しっかりと読みなさい。」
Quintet関連のトピックは、“一番好きな曲”、“出演番組の感想”、“イベント情報”など様々で、ファン達が思い思いに語っている。時折“荒らし”と呼ばれる輩が悪態をついているものの、過剰に反応する者はほとんど居ない。
──しかし。ある人々のチャットを見た五人の目が、徐々に曇り出す。