空のギター
「……今はまだ、こんなんだけどさ。これから少しずつ気を付けていけば、変われるよな?」
いや、絶対変わるんだ。そんな熱意を瞳にちらつかせ、光夜が言う。四つの頭が縦に動く。五つの視線が、中央に居る女性を捉えた。硝子はそっと頷く。そして、そのキリリとした口を動かし始めた。
「自覚していればもう大丈夫よ。あんた達は変わるわ。これからは歌だけじゃなく、態度からきちんとすることね!
何も“アイドルの鏡”になれって言ってるんじゃないの。人混みに埋もれないように自分らしさを出しながら、節度を持って活動すること。ファンの信頼を失ったらおしまいよ。」
硝子の言葉が骨身に沁みた。騒動を起こして解雇された芸能人のニュースは、雪那達もいくつか知っている。自分達もそういう人達には幻滅させられたのだ。自分達はファンを失望させたくない。それぞれの胸の中で輝く存在でありたい。その決意に硝子はニッコリ笑って、「その気持ちがあればオッケーよ。帰って休みなさい!」と五人に告げた。
──各自が家路に着き、澄み渡る空を見上げる。星達のララバイを聞きながら夏の夜風に吹かれ、五人はゆっくりと瞼を閉じた。
いや、絶対変わるんだ。そんな熱意を瞳にちらつかせ、光夜が言う。四つの頭が縦に動く。五つの視線が、中央に居る女性を捉えた。硝子はそっと頷く。そして、そのキリリとした口を動かし始めた。
「自覚していればもう大丈夫よ。あんた達は変わるわ。これからは歌だけじゃなく、態度からきちんとすることね!
何も“アイドルの鏡”になれって言ってるんじゃないの。人混みに埋もれないように自分らしさを出しながら、節度を持って活動すること。ファンの信頼を失ったらおしまいよ。」
硝子の言葉が骨身に沁みた。騒動を起こして解雇された芸能人のニュースは、雪那達もいくつか知っている。自分達もそういう人達には幻滅させられたのだ。自分達はファンを失望させたくない。それぞれの胸の中で輝く存在でありたい。その決意に硝子はニッコリ笑って、「その気持ちがあればオッケーよ。帰って休みなさい!」と五人に告げた。
──各自が家路に着き、澄み渡る空を見上げる。星達のララバイを聞きながら夏の夜風に吹かれ、五人はゆっくりと瞼を閉じた。