空のギター
それから二週間後──Quintetの三枚目のシングルが発売されてすぐのこと。S.S.Gに一本の電話がかかってきた。最初に電話を取った受付の女性は対応に困り、自分では判断出来ないのか、電話を先輩の男性に代わる。その人は驚いた顔付きになったが、冷静に考え、内線を通して連絡した硝子と代わってもらうことにした。
「お電話代わりました。山内です。」
「Quintetのマネージャーさんですね?わたくし、ベリーズエンターテイメント所属のTrickstersのマネージャー、工藤と申します。」
予期せぬ人物からの電話に、硝子は思わず「……は?」という声を出していた。それを大して気にも留めず、工藤氏は続ける。
「先日は、彼らのファンが大変ご迷惑をおかけしたようで申し訳ありませんでした。二人がどうしてもQuintetの皆さんにお会いして謝罪したいということなので、近々お伺いしても……」
「え、ちょっと待って下さい。高藤に聞かない内は何とも言えませんので……」
向こうは何も悪くない筈なのに、わざわざ謝罪がしたいと言う。とりあえず社長に聞かなくては……そう思った硝子は工藤に断りを入れ、高藤に内線連絡した。
「お電話代わりました。山内です。」
「Quintetのマネージャーさんですね?わたくし、ベリーズエンターテイメント所属のTrickstersのマネージャー、工藤と申します。」
予期せぬ人物からの電話に、硝子は思わず「……は?」という声を出していた。それを大して気にも留めず、工藤氏は続ける。
「先日は、彼らのファンが大変ご迷惑をおかけしたようで申し訳ありませんでした。二人がどうしてもQuintetの皆さんにお会いして謝罪したいということなので、近々お伺いしても……」
「え、ちょっと待って下さい。高藤に聞かない内は何とも言えませんので……」
向こうは何も悪くない筈なのに、わざわざ謝罪がしたいと言う。とりあえず社長に聞かなくては……そう思った硝子は工藤に断りを入れ、高藤に内線連絡した。