空のギター
「今日は、来月発売する新曲のカップリングを歌ってくれるということですが……この曲では、皆さんが作詞に挑戦されたそうですね?」
「はい、そうなんです。作曲も含めて、全てがQuintetのセルフプロデュースということになります。僕達の初の試みですね。」
笑顔のKouyaが発言すると、ファン達が大歓声を上げた。予想以上の反響にメンバー達が驚く中、リーダーは話を続ける。
「僕達は今月の10日に結成一周年を迎えたんですが、約二ヶ月後にはデビューして一年になります。その記念に、何か残したくて。振り付けも全部自分達で考えたので、そこにも注目して頂けると嬉しいです。」
な、と同意を求めるKouyaに、メンバー達が迷わず頷く。彼らの間にある信頼もより大きく強くなっているようだ。ファン達もそれを感じ取ったらしく、笑顔を見せている。
「ありがとうございます。それでは歌って頂きましょう。1月20日に発売する『僕らの足跡』です。Quintetの皆さん、お願いします!」
──ステップを踏むようなドラムにギターとベースが重なり、キーボードが滑らかに歌い、エレキがスパイスを振る。そして……低いアルトが、そっと歌い始めた。
「はい、そうなんです。作曲も含めて、全てがQuintetのセルフプロデュースということになります。僕達の初の試みですね。」
笑顔のKouyaが発言すると、ファン達が大歓声を上げた。予想以上の反響にメンバー達が驚く中、リーダーは話を続ける。
「僕達は今月の10日に結成一周年を迎えたんですが、約二ヶ月後にはデビューして一年になります。その記念に、何か残したくて。振り付けも全部自分達で考えたので、そこにも注目して頂けると嬉しいです。」
な、と同意を求めるKouyaに、メンバー達が迷わず頷く。彼らの間にある信頼もより大きく強くなっているようだ。ファン達もそれを感じ取ったらしく、笑顔を見せている。
「ありがとうございます。それでは歌って頂きましょう。1月20日に発売する『僕らの足跡』です。Quintetの皆さん、お願いします!」
──ステップを踏むようなドラムにギターとベースが重なり、キーボードが滑らかに歌い、エレキがスパイスを振る。そして……低いアルトが、そっと歌い始めた。