空のギター
エレキの音がメドレーを意識した持続感を保たせながら、キーボードが合図を送って、ラスト一曲。最後を飾るのは、五人の記念すべきデビュー曲、『桜舞う時』だった。Setsunaがギターを構え、ピックを挟んだ右手を降り下ろす。透き通った美声が、マイクを通して空間一帯を震わせた。
散り行く桜を、人は綺麗だと言う。だが、その美しさの裏には悲しい出来事が隠されているかもしれない。それは、痛みや傷を決して表へ出さずに光り続ける人に、何処か似ている。
永遠なんて、人間が作り出した幻想だ。でも……それを求める人が居る限り、この世界は輝きを失わないだろう。
「──ありがとうございましたーっ!!」
メドレーを終えた五人が楽器を離れ、ステージ前方に集まってきた。Kouya・Hiro・Setsuna・Raisei・Kazamiの順に左から並び、繋いだ手を高々と上げる。彼らが揃ってお辞儀をすれば、温かい拍手が会場に鳴り響いた。
「Quintetの皆さん、ありがとうございました!一周年おめでとうございまーす!!」
司会者のお祝いの言葉。沢山の人々に手を振って、五人はステージ袖へとハケていく。背中越しにはまだ、観客の叫び声が聞こえていた。
散り行く桜を、人は綺麗だと言う。だが、その美しさの裏には悲しい出来事が隠されているかもしれない。それは、痛みや傷を決して表へ出さずに光り続ける人に、何処か似ている。
永遠なんて、人間が作り出した幻想だ。でも……それを求める人が居る限り、この世界は輝きを失わないだろう。
「──ありがとうございましたーっ!!」
メドレーを終えた五人が楽器を離れ、ステージ前方に集まってきた。Kouya・Hiro・Setsuna・Raisei・Kazamiの順に左から並び、繋いだ手を高々と上げる。彼らが揃ってお辞儀をすれば、温かい拍手が会場に鳴り響いた。
「Quintetの皆さん、ありがとうございました!一周年おめでとうございまーす!!」
司会者のお祝いの言葉。沢山の人々に手を振って、五人はステージ袖へとハケていく。背中越しにはまだ、観客の叫び声が聞こえていた。