腹黒王子の取扱説明書
温もりも伝わらない。
「こんな時に出張でごめん」
俺はただ謝る。
『……仕事ですから仕方ないです。謝らないで下さい』
「聞き分けが良すぎるよ。本音を言った方が良く眠れると思うけど。怖くて眠れないんじゃない?」
『ちゃんと……ちゃんと、一週間で帰って来ますよね?』
麗奈がためらいながらも、何かにすがるように俺に聞いてくる。
こんな彼女は初めてだ。
「帰るよ。だから、うちで待ってて」
『……たいして役に立たないけど、私も出張に同行すれば良かった』
麗奈がクスッと笑う声が聞こえたが、なんだか様子がおかしい。
……泣いているのだろうか?
「怖いの?」
「こんな時に出張でごめん」
俺はただ謝る。
『……仕事ですから仕方ないです。謝らないで下さい』
「聞き分けが良すぎるよ。本音を言った方が良く眠れると思うけど。怖くて眠れないんじゃない?」
『ちゃんと……ちゃんと、一週間で帰って来ますよね?』
麗奈がためらいながらも、何かにすがるように俺に聞いてくる。
こんな彼女は初めてだ。
「帰るよ。だから、うちで待ってて」
『……たいして役に立たないけど、私も出張に同行すれば良かった』
麗奈がクスッと笑う声が聞こえたが、なんだか様子がおかしい。
……泣いているのだろうか?
「怖いの?」