また、君を笑わせよう

奇妙な出会い

平助side



「あ〜暇〜、なんか面白いこと起きないかな。」



「総司、先程からうるさいぞ。巡察中は静かにするべきだ。」



「一君は堅すぎ。巡察ぐらいは気抜いたら?」



「例え巡察といえども、まっとうしなければならない仕事だ。平助もそう思うであろう?」



急に一君に声をかけられたため、反応に遅れてしまった。



「あっ、ああ。ごめん、話し聞いてなかった。何?」



「いや、それよりも平助大丈夫か?なんだかぼうとしているようだか。」



「大丈夫だよ。ちょっと月を見てただけ。」
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