俺の言い訳×アイツの言い分〜あの海で君と〜
琴乃は考えていた。

どうして、こんなことになってしまったのだろうかと…


そして、反対側のホームに電車が入ってくると、
それに乗って、
来た方向へと、戻っていった。


一方、駿祐は、

部活中も、苛立ちを隠せずにいた。

怒りに任せて泳ぐタイムは、自己ベストをたたき出したが、
永くは保たず、

身体はヘトヘトだった。



学校の空気に、みごと呑み込まれる者や、
上手く、足並みを揃えられる者もいれば、

必死に、ついていってる者や、
そうできない者もいる。


駿祐の場合、
勉強も部活も、ついていけてないワケではないが、


道端で、仲間と大声でしゃべっては、ふざけあってる風景だったり、
肩寄せて歩くカップルの男が、彼女とお揃いの、女物の小物を身につけ、歩いている様子など、


世間の学生が、
今しかない時間を、楽しんでいるのを見ると、

時折、
自分は何をしてるのかと、思うことがある。


でもいつか、

「あの時、こうしていれば、よかった」と、

後悔するのが、自分では無いことを信じ、
今まで、やってきた。


それでも、

自分の周りの友達を見ていると、

“やはり、自分が皆と違うのでは?…間違ってるんじゃないか?”

と、考えてしまうことがあった。
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