神様がくれた宝物

 「わあ、綺麗…さっきの人のかな?」




 探してたら困るし…なんだかあたし、もう一度あの人としっかりお話がしたい。


 ふいに、そう感じた。


 自分でもなぜかはわからないけど、名前も知らないあの男子にもう一度会いたかった。





 「もーっ、やっと見つけたよ、夏瞳~!」





 友だちが、式が始まるからと呼びに来てくれた。





 「あっ、うん今行く!」




 ドキン…ドキン…




< 7 / 21 >

この作品をシェア

pagetop