大事な一歩
「え?
あ、あぁ… えっと…」
それまで放心状態だったあたしは
今自分がどこにいるのか
分からなかった
すると知恵がそれを見越してか
「あんたが いきなりぼーっと
しだしたから 空き教室に
つれこんだのよ!!
で、いきなりどうしたのよ?」
「知恵、あたし幽霊が見えるように
なっちゃったみたいなの」
「は?
え、待って 何言ってんの?
陽依、しっかりしてー!」
と言いながら あたしの肩を
思いっきりつかんで 揺らす
「あわわわわ
ちょ、ちょっと 知恵!
ゆらしすぎだよ!」
「いや、だっていきなりあんたが
おかしなこと言うから!」