涙〜あなただけが〜



前に一度だけ好奇心で携帯を見てしまったことがある。


「何、これ...」



私の知らない領域


知らなかった方が良かった



"愛してるよ"


"今日何時に帰ってくる?"



"また、夜可愛くなってね"





前から不信感は持ち合わせていたのかもしれない



いくら"お父ちゃん"と呼んでも
心のどこかで


本当のお父さんではないんだから



そう、感じていた





また、この人も結局お母さんか。



私は必要じゃないんだね


ごめんね、私がいて。



邪魔して、ごめんね...



私の居場所なんかどこにもないんだ












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