first love
だって、その通りだよ。

怖かったよ、あたし。






ずっと、一人だったから。

翔のぬくもりが幸せだったよ……。





「俺とお前は似てるから、お前のこと分かっちゃうんだよ。」



あたしは翔の腕の中で泣くことしかできなかった。




「お前が1人が怖いことも分かってる。
俺も1人は怖いから」









ずっと、
ずっとずっと誰かに言ってほしかった言葉を
翔は全部くれるから。





ずるいよ…ずっと、気づかないふりしてたのに、もう限界だよ。

気持ちがどんどん止められなくなっていく。





























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