向日葵の事情
「きもい、邪魔」
そう言ったら男達は怒った
おうおう、角が見える
「なーに言ってんのかなー、ねーちゃんは。俺らにそんなこと言ってもいいのー?今謝ったら許すけどー?」
「別に許さなくていい。きもいもんはきもいんだし」
「てめぇ、舐めた口きいてんじゃねーよ!」
男達は顔を真っ赤にして、一人の男が殴りかかろうとした
でもその前に男が後ろにぶっ飛んだ
それは、まぁ、あたしが蹴ったから
ぶっ飛んでない男が顔を真っ青にして
「お前…な、何もんだよ…!」
なんてわなわなしてる
「別に?ただ空手の黒帯は持ってるけど」
うん、小説の王道の女総長とかでもない
ほんとにただの
「一般人」