向日葵の事情

「きもい、邪魔」

そう言ったら男達は怒った

おうおう、角が見える

「なーに言ってんのかなー、ねーちゃんは。俺らにそんなこと言ってもいいのー?今謝ったら許すけどー?」

「別に許さなくていい。きもいもんはきもいんだし」

「てめぇ、舐めた口きいてんじゃねーよ!」

男達は顔を真っ赤にして、一人の男が殴りかかろうとした

でもその前に男が後ろにぶっ飛んだ

それは、まぁ、あたしが蹴ったから


ぶっ飛んでない男が顔を真っ青にして

「お前…な、何もんだよ…!」

なんてわなわなしてる


「別に?ただ空手の黒帯は持ってるけど」

うん、小説の王道の女総長とかでもない

ほんとにただの


「一般人」

< 11 / 150 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop