向日葵の事情
いつ、晴れるんだろうな
でもこのネオンの街には月明かりは用はないのかもね
ネオンっていう偽りの明かりが多すぎて、月明かりっていう本当の明かりが埋もれてく
それは世界も、自分もそう
立ち止まってそんなこと考えてた
「ねぇねぇ、金髪のねーちゃん。暇だよね?遊ぼうよ」
髪の毛の色がド派手なふたりのチャラ男(実際有馬が言えたもんじゃない)が絡んできた
「いや、あんたらと遊んでる暇はないよ。明日ガッコウだしね」
明日がガッコウあるからって早く帰った試しはないけどね
「えー、さぼっちゃおうよー、ホテル泊まってもいいからさ!」
もろに下心を語ったふたり
正直キモチワルイ