向日葵の事情

でもあたし、不良じゃない…(自称)

「あなた、その金に染めた髪の毛。あの学校なら目立たないわよ。もう学校からの苦情電話は懲り懲りなのよ。お金でも黙らせてきれないんだから、全く」

社長になるとお金の感覚がおかしくなるらしい

「わかりました、転校します」


殴っといてあれだが、これ以上あの学校も可哀想。

そんなに乗り気にはならないが転校しよう

どうせあたしにはお嬢様より、ソッチが似合うんだ


そうして踵を返して帰った


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夜、あたしはネオンの明かりの中にいた

特に用はない

ただ、家にいても何もしないし寝れないから毎晩ここを歩いてる


ふと空を見上げた

雲が月を隠している

今日も曇りか
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