ワガママ
chapter4*
昨日みたいに2人で話せるかもって淡い期待を抱きながら朝いつもより少し早いバスに乗った
学校に着く前からそわそわしていた
やっぱり青くんは机に突っ伏していた
わざと音をたてないように近づいて気づいてくれるかなって思ったけど席についたとき青くんの寝息が聞こえてきた
驚かせようかなって思ったけど、青くんが気持ちよさそうに寝てたからそんなこと出来なかった。
残念だな、今日は話せないな、、、
そんなことを考えていたら青くんが少し苦しそうに顔を歪めて、目から涙が落ちていった
胸が苦しくなって青くんを見ていられなくなって私も机に突っ伏した
しばらくして起きた青くんは目を覚まして机に顔を伏せてる私におはようと言ったけど私は涙のわけに背を向けたくて寝ているフリをした
授業も先生の言ってることが頭に入ってこなかった
青くんはいつもと同じように4時間目が始まる頃に私にまた明日って言った
帰っていく背中を見送ったけど気になって、聞きたくて気づいたら追いかけていた
保健室に入ろうとしている青くんに追いついて声をかけた
「青くん!」
「ん?」
「最近なんで途中で帰っちゃうの?」
青くんは少し困ったような顔をしたけど微笑んでまっすぐ私を見つめた
「今は病み上がりでまだ少し体調が悪いんだ でももうすぐ直るから大丈夫。」
「そっか、お大事に!」
嬉しくて語尾に力がこもって恥ずかしかった
「ん、ありがとう。 じゃあまたあした」
おかしそうに笑って保健室に入っていった
「ねぇ碧空。 来週お祭りがあるんだって! 花火も上がるらしいよ」
夏も中盤にさしかかり暑さに負けそうになる今日この頃、中庭でお弁当を食べているときに柚が言った
「お祭りかぁ。 懐かしいね、行こっかお祭り!」
嬉しそうに私が答えると柚は、はぁ?と間抜けな声をだした
「なにいってんの、私誘ってないでスキな人誘いなよ」
「む、むりだよ! 誘えないよ!」
「碧空、、顔真っ赤だよ、」
「やだもぉ」
「もちろん浴衣だよ? 浴衣着てお祭り行きませんか?って誘うの! 分かった?」
「うん頑張って誘ってみるね、」
誘うって宣言しちゃったけど、話すだけでドキドキして目を見て話せないのに誘えるのかなー、、、
その日の夜、青くんにメールをした
『こんばんは
来週のお祭り、浴衣を着て一緒に行きませんか?』
一時間ほど悩んで精一杯頑張って作ったメールだった
それから三時間ほどメールを待ったけど返ってこなくて無性に悲しくなった
寝ようと頑張ったけど寝れなくて、イライラしているとき携帯のバイブが鳴った
名前を見てみると青くんの名前が表示された
『ごめん』
メールボックスに表示された題名をみて目から涙がこぼれそうになった
胸がきゅうって悲しい音をたてて呼吸が苦しくなった
やっとの思いでメールをひらけた
『遅くなってごめん。
その日は夜まで用事があるんだ。
だから、夜の8時に向日葵公園の前で待ち合わせでどうかな。?』
開けてから嬉しくて声もでなかった。
昨日みたいに2人で話せるかもって淡い期待を抱きながら朝いつもより少し早いバスに乗った
学校に着く前からそわそわしていた
やっぱり青くんは机に突っ伏していた
わざと音をたてないように近づいて気づいてくれるかなって思ったけど席についたとき青くんの寝息が聞こえてきた
驚かせようかなって思ったけど、青くんが気持ちよさそうに寝てたからそんなこと出来なかった。
残念だな、今日は話せないな、、、
そんなことを考えていたら青くんが少し苦しそうに顔を歪めて、目から涙が落ちていった
胸が苦しくなって青くんを見ていられなくなって私も机に突っ伏した
しばらくして起きた青くんは目を覚まして机に顔を伏せてる私におはようと言ったけど私は涙のわけに背を向けたくて寝ているフリをした
授業も先生の言ってることが頭に入ってこなかった
青くんはいつもと同じように4時間目が始まる頃に私にまた明日って言った
帰っていく背中を見送ったけど気になって、聞きたくて気づいたら追いかけていた
保健室に入ろうとしている青くんに追いついて声をかけた
「青くん!」
「ん?」
「最近なんで途中で帰っちゃうの?」
青くんは少し困ったような顔をしたけど微笑んでまっすぐ私を見つめた
「今は病み上がりでまだ少し体調が悪いんだ でももうすぐ直るから大丈夫。」
「そっか、お大事に!」
嬉しくて語尾に力がこもって恥ずかしかった
「ん、ありがとう。 じゃあまたあした」
おかしそうに笑って保健室に入っていった
「ねぇ碧空。 来週お祭りがあるんだって! 花火も上がるらしいよ」
夏も中盤にさしかかり暑さに負けそうになる今日この頃、中庭でお弁当を食べているときに柚が言った
「お祭りかぁ。 懐かしいね、行こっかお祭り!」
嬉しそうに私が答えると柚は、はぁ?と間抜けな声をだした
「なにいってんの、私誘ってないでスキな人誘いなよ」
「む、むりだよ! 誘えないよ!」
「碧空、、顔真っ赤だよ、」
「やだもぉ」
「もちろん浴衣だよ? 浴衣着てお祭り行きませんか?って誘うの! 分かった?」
「うん頑張って誘ってみるね、」
誘うって宣言しちゃったけど、話すだけでドキドキして目を見て話せないのに誘えるのかなー、、、
その日の夜、青くんにメールをした
『こんばんは
来週のお祭り、浴衣を着て一緒に行きませんか?』
一時間ほど悩んで精一杯頑張って作ったメールだった
それから三時間ほどメールを待ったけど返ってこなくて無性に悲しくなった
寝ようと頑張ったけど寝れなくて、イライラしているとき携帯のバイブが鳴った
名前を見てみると青くんの名前が表示された
『ごめん』
メールボックスに表示された題名をみて目から涙がこぼれそうになった
胸がきゅうって悲しい音をたてて呼吸が苦しくなった
やっとの思いでメールをひらけた
『遅くなってごめん。
その日は夜まで用事があるんだ。
だから、夜の8時に向日葵公園の前で待ち合わせでどうかな。?』
開けてから嬉しくて声もでなかった。