隣のクラスの彼氏【続】
私が言葉を発する時間さえも与えてもらえないまま離れていく桐生。
私のこと嫌いなのは桐生のくせに、私のほうがあんたの気持ちわかんないよ。
どうして他の女の子と私と変わらない笑顔みせるの?
悔しくて憎くて、嫌で、怒りしか湧いてこないのに。胸の奥が壊れそうに音を立てて、涙が次々に溢れ出す。
ずるいんだ。あんなに私に気のあるふりをしておいて。くっついてドキドキさせておいて私のこと振るなんて。
最初から奴は遊びだったのかも知れない。もしかしたら桐生の周りのファンの女の子の一部だったのかもしれない。
彼女なんて、私の都合のいい妄想だったのかもしれない。
「き、りゅ、うのバカ…ァ」
私は道路に座り込んで迷子の子供のようにないた。