不良な君は私を守る

【俺にはお前が大切なんだ。

俺のとこに来い龍】

俺に問いかける翔平
こいつの言葉がどんどん俺をおかしくしてく。

「……消えろよ」

何もかも消えればいい。
翔平も俺もこの世界も全部。

〈ごめんね…〉

そう唐突に聞こえた女の子の声
聞き覚えがあるような声で。

突然浮かび上がったビジョン

俺が女の子を抱えてる。

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