不良な君は私を守る
闇か光か

守るもの

夏樹side

海欄は私をかばいながら男と話してる。
晃っていったっけ…
何度かそんな名前を聞いてた気がする。

《元気そーでよかった、》

(私も海欄が元気そうでよかったです。
それにしても龍を何で逃がしたんですか?私は龍に用があったのに)

そう言われて海欄は完全に不機嫌そうな顔をした。
不機嫌になることなんて滅多にないのに…

《何?俺とは戦わないつもり?
俺はやるつもりだったけど?》

(そうですか)

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