森田当麻の奇妙事件簿2
「お前に聞いた俺がバカだった。悪いが、今から車を五秒以内に下りてくれ。頭がおかしくなりそうだ」
本当にそんなこと言われると、冗談でも傷つく。
当麻はきっと冗談じゃないんだろうが。
「……悪かったですね。もう喋らないからさっさと向かってください」
「向かってる。お前は車が停まってると思ったのか?」
なんでこんな勘にさわるような事しか言えないんだろう。
優衣は無言で窓の外を眺めた。