森田当麻の奇妙事件簿2

「二人とも!!」

日向が口論する二人の間に割って入った。

「子供みたいな喧嘩しないで!!お兄ちゃんも次、アイスで依頼を引き受けたら一ヶ月分のアイス買い出しにいかないから!」

その言葉に当麻が椅子から立ち上がった。

「日向。お前……」

「問答無用。分かった?」

日向の有無を言わせぬ口調に、当麻がゆっくりうなずいた。
< 29 / 250 >

この作品をシェア

pagetop