森田当麻の奇妙事件簿2

ステージの電灯に結びつけられた紐をほどき、彼をステージに寝かせる。

脈に手を当てたが、息はなかった。

当麻は落胆で肩を落とすと、太田が「嘘だろっ……」と彼の顔をみた。

「柊じゃないか!!柊っ……」

「どうかしたんですか!?」

体育館に真凛、飛鳥、陸が入ってきた。

ステージに駆け寄り、皆が一斉に口を覆う。
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