歪な愛のカタチ
【駅前に8時】
こういうメールの時は出張
そして、ホテルで一泊。
駅で待っていると
「水嶋?」
声をかけてきたのは、翔くんだった。
『翔くん…久しぶり』
今は誰にも会いたくなかった…
もし佐々木さんに見られたら…
「待ち合わせ?」
『うん。そうなの』
「そっか、またな」
そう言って、翔くんは去っていった。
良かった…
佐々木さんに見られてなくて。
少し経ってから
「……香織、お待たせ」
『お疲れ様です』
そして、ホテルへ向かった。