ハロー、マイファーストレディ!

「一生、あなたの隣に居てあげるから、ゆっくり気が済むまで好きにして。」

自分の中にふわりと自然に落ちてきた素直な言葉をそのまま口にすれば、何故か征太郎は意味ありげに微笑んだ。

「それは、今夜のベッドの中での話か?やけに、積極的だな。」
「どこをどう聞いたらそうなるのよ!我ながら、感動的なひと言だったのに!」

早速ベッドに引っ張っていこうとする彼に、わめきながら抵抗する。
それでも、結局は全てわがままで強引な政界のプリンスの思うがまま。

「初めて俺を本気にさせた、君が悪い。」

耳元でそんな言葉を囁かれる頃には、皿に残ったサンドイッチのことは、すっかり忘れていた。


Hallo,my first lady!
Stay by me side forever.
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