恋愛優遇は穏便に
「実は森園さんにぴったりな仕事がありまして。別件でお仕事をお願いできたらと」


そういうと持ってきた青いファイルを目の前のテーブルに置いて開いた。

企業名はリソースワークグループ株式会社。

職種は営業事務だった。

時給は今働いているところとかわりなかった。

勤務はまずは3ヶ月間は金曜日だけの夜18時から21時までの3時間。

慣れれば平日の月曜から金曜に拡大されるという。

そういえば派遣会社の名前がアールダブルジーキャストスタッフという会社名だった。


「これって、もしかしてこちらの関連企業でしょうか」


「ええそうです。親会社で新たに設立することになった統括マーケティング・マネージメント室が9月からこの階の下でオフィスをかまえることになりまして」


「そうなんですか」


「具体的には営業事務なので、今の仕事とそんなにかわらないと思うんです」


興味を持たれていると判断されたのか、郡司さんは前のめりになって力強い口調でそういった。
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