愛と哀






「はい」


「ありがとう」




コップには、甘く香るリンゴジュースが。


それを一口飲んで、どうにか落ち着けようとした。





「緊張してる?」


笑いながらそう言い、私の隣に座った。






「う、うん……」


「楽にすればいいよ。そうせ2人きりなんだから」



2人きり……。


その言葉を変に意識する自分がいた。




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