初恋も二度目なら
私が着席した途端、ユキオくんのカレで、部長の弟さんが話しかけてきた。

「で、君は悠里と同じ会社で仕事してるんだ」
「そうです。最初は違う部署だったんですけど、4月に部長が昇進帰国をしたのと同じ時期に、私も営業に異動になって」
「部長、ね・・・あ。君、名前は?」
「そうでした!えっと、卜部です」
「名前」
「あ・・と、小夜子(さやこ)、です」
「じゃあ小夜(さや)ちゃんって呼んでもいい?俺のことは悠希でいいよ。でも“ユウくん”はダメー。ユキオがそう呼んでるから、こいつにしか“ユウくん”って呼ばせない」
「は・・・ぃ」

あぁ、なんか今、部長そっくりな強引さというか、みんなが言ってた「俺様」的な部分が、悠希さんにも垣間見えた気がした!
・・・そういえばさっき・・・「部長さんって、ワタシのダーリンに、どことなく性格は似てると思うわ」って、ユキオくん言ってたよね・・・ハハッ。


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